【食べるな危険】筋トレ後のアイスがNGである7つの理由

公開日:2023/06/09
更新日:2023/06/16

アイス

筋トレ後にご褒美のアイスを食べる方は多いではないでしょうか?
しかし、せっかくの努力を台無しにする行為なんです・・・
今回は筋トレのご褒美にアイスを食べてはならない7つの理由を解説します!

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    ニュース担当

 

筋トレの疲れを癒やすためにアイスを一口……

その行為、今すぐやめてください!!!

アイスは筋トレに良いなんて噂もありますが、ロジカルに考えればそれはまったくの嘘!

逆にせっかくの筋トレを台無しにしてしまう可能性を含んでいるのです。

そこで今回は、「筋トレ×アイス」を避けるべき理由について、徹底的に深堀りしていきます!

 

【嘘】アイスが筋トレに良いとされるのはなぜ?

アイス

そもそも、なぜアイスが筋トレに良いとされているのか……

結論、糖質が豊富に含まれているから!

「糖質はトレーニングによる疲労を回復させてくれる」「糖質がインスリンをサポートしてたんぱく質を取り込みやすくなる」などの理屈がその理由として挙げられます。

また、筋肉の構成成分であるたんぱく質そのものが含まれているのも理由の一つ。

ですが、その含有量は200mlのバニラアイスで5.6g[1]、某ソーダ味のスティックアイスに至っては0g[2]……

成人男性(18歳以上)の1日あたりのたんぱく質摂取推奨量は60gですので、1食分の3分の1にも満たないわずかな量なのです。[3]

さらに、そもそもアイスには糖質やたんぱく質以外にも、筋トレに悪影響を及ぼす添加物や油分などがたっぷり!

もっと言えば、三大栄養素に含まれる糖質やたんぱく質は、アイス以外の食事で十分摂取可能です。

つまり、本気で鍛えたいなら、絶対に食べるべきではありません!

 

筋トレ期間中にアイスを食べてはならない7つの理由

筋トレ期間中にアイスを食べると、何が良くないのか?

実は添加物や油分だけでなく、アイスが良い理由として引き合いに出されている糖質やたんぱく質までもが悪影響をもたらすことがあるのです。

一体、ご褒美として定期的にアイスを食べると、そのようなデメリットがあるのでしょうか?

ここでは、研究結果などをもとに、具体的な7つの理由をご紹介します!

 

1.飽和脂肪酸が肥満をもたらす

肥満

そもそもアイスには、脂肪を蓄積しやすい「飽和脂肪酸」が含まれています!

飽和脂肪酸とは、牛や豚の脂肪やバターなどに豊富に含まれる脂肪酸の一種。

エネルギー生成やコレステロールの上昇をもたらすことで知られていますが、実は筋トレの妨げとなる「脂肪を溜め込む性質」があるのです。

2003年に日本で行われた研究では、ラットに高飽和脂肪食(牛脂食)と高多価不飽和脂肪食(紅花油食)を4ヶ月間与え、肥満への効果について調査は行われました。

すると、エネルギー消費をもたらす反応の一種、食餌誘発性体熱産生の低下と、脂肪の合成・蓄積に作用するインスリン濃度の上昇を確認。

その結果、体脂肪蓄積が増大したことが報告されています。[4]

つまり、休憩がてらアイスを食べながらの筋トレは、せっかく脂肪を燃焼させる運動をしても、効果はプラマイゼロ、それどころかマイナスになる可能性もあるのです!

つらいトレーニングを無駄にしないためにも、アイスは避けるべきでしょう!

 

2.ニキビや肌荒れが生じやすくなる

ニキビを気にする女性

アイスを食べることには、肌荒れのリスクも潜んでいます。

その原因は、糖質と脂質にあり!

糖質や脂質の多い食事は、皮脂の分泌過多を引き起こします。

その結果、皮脂が毛穴に詰まり、皮脂を餌とするアクネ菌が異常繁殖し、炎症を起こしてニキビが発生するのです。[5]

また、糖質の代謝に必要なビタミンB1脂質の代謝に必要なビタミンB2にも注目!

これらは皮膚や粘膜、髪の毛の再生に欠かせない栄養素であるため、糖質と脂質の多い食事で代謝のために消費されることで、肌荒れを起こしやすくなると考えられえます。[6]

筋トレの目的の一つは、魅力的な外見を維持すること。

肌が荒れていては、せっかくの鍛え上げた体も魅力半減です!!!

 

3.含まれるショ糖が虫歯の原因になる

虫歯

甘いアイスを常食することで、虫歯リスクが高まる可能性もあるんです!

アイスに含まれるショ糖は、虫歯の原因となる酸を作りやすいとされる糖類。

ショ糖は、口の中の虫歯菌によってブドウ糖と果糖に分解されます。

その際、ブドウ糖から歯垢の原因となるグルカンと呼ばれるネバネバ物質が作られ、歯に密着。

口内が酸性に傾き、通常は酸で歯が溶けても唾液で修復されるはずのところ、唾液の働きでカバーしきれなくなり、虫歯につながるのです。

甘いものを食べると虫歯になりやすいのは、頭の片隅で誰もが分かっているはず。

ついつい筋トレによる疲れで誘惑に負けてしまうと、歯がボロボロの将来が待っているかもしれませんよ……

 

4.インスリンが弱まり筋肥大を阻害する

男性

筋トレで最も重要な筋肥大効果が阻害される可能性があることも、アイスをやめるべき理由の一つ!

インスリンは、食後の血糖値(血液中の糖の濃度)をコントロールする物質。

筋肥大に重要な栄養素を運ぶ働きも担っています。

しかし、糖質過多でインスリンを酷使すると働きが弱まり、それと比例して栄養素を細胞に取り込む力も弱くなるのです。[7]

その結果、エネルギー源が枯渇しトレーニング効果が激減……筋肥大効率も低下してしまいます。

つまり、エネルギー源のつもりだったアイスからの糖質摂取が、逆に筋肉に悪影響を及ぼすことも考えられるのです!!!

 

5.糖質に交感神経が刺激されて眠りの質が低下する

中途覚醒

アイスに含まれる糖質は、良質な睡眠を妨げる可能性もはらんでいます!

その原因となるのが、糖質の摂取による血糖値の上昇。

血糖値が上がることで、心身に興奮状態をもたらす交感神経が刺激されます。

本来、睡眠時にはリラックス状態をもたらす副交感神経が優位であるべき。

つまり、アイスを食べることで就寝時も覚醒状態が続きやすくなるため、眠りの質が低下する恐れがあるのです。

東北大学大学院医学系研究科では、血糖値上昇を抑える糖尿病治療薬を摂取したマウスに、交感神経の抑制効果がみられたことが判明!

血糖値と交感神経の関係性が明らかにされました。[8]

さらに、糖質には快楽や満足感をもたらす神経伝達物質「ドーパミン」の分泌量を低下させる作用もあります。

糖質は、コカインなどの薬物を上回る強い依存性を持つ物質。

実際にラットを使って行われた実験で、糖質摂取によってドーパミンの分泌量が一旦増加したものの、より多くの糖質を欲するようになり、補給されない間に分泌量が大幅に減少したことも判明しています。[9]

就寝中は、筋肉の成長を促す成長ホルモンが分泌される大切な時間。

眠りの質低下は、間接的に筋トレ効果を半減させる原因にもなり得るのです!

 

6.血中コレステロール値が高まり循環器疾患のリスクが上昇

コレステロール

アイスに含まれる飽和脂肪酸には、血中コレステロール、特に悪玉コレステロールを高める作用もあるんです![10]

血液がドロドロになり血管に詰まりやすくなると、当然循環器系疾患のリスクも上昇します……

一般社団法人日本動脈硬化学会発表の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版」によると、心筋梗塞になる確率は女性で1.25倍、男性ではなんと1.3倍![11]

心筋梗塞を含む心疾患は、日本人の死因第2位にランクインする命に関わる症状です。[12]

筋トレで理想のボディを手に入れても、健康を損なっては意味がありません!!!

 

7.男性機能低下の原因になる

男性機能低下

アイスを食べることによるデメリットの極めつけは「男性機能低下」!

その原因は、アイスに含まれるナトリウムがもたらす血流悪化にあります。

ナトリウムは、血圧や水分バランスを保つのに欠かせない成分。

しかし、過剰摂取するとナトリウム濃度を下げるために水分量が増え、血液量も増加して血圧を押し上げてしまうのです。

血圧が高い状態が長時間続くと、負担を受けた血管が硬化し、結果血流が悪化します。

勃起などをはじめとする男性機能を正常に保つためには、下半身の血流が良いことが必須条件。

2000年の高松赤十字病院泌尿器科の発表では、EDに悩む方58名のうち18例が、虚血性心疾患またはハイリスク群だったとも報告されています。[13]

つまり、心疾患を引き起こす血流の悪化が、男性機能不全とも深い関係にあるということ!

そもそも、アイスによって体が冷えるだけでも、血流が滞りやすくなります。

筋トレで男としての魅力をアップさせたいなら、男の自信を喪失させる男性機能の低下は絶対に避けるべきです!

 

どうしても食べたいなら氷菓!ただし時間帯には注意

時計

ここまで、アイスを食べてはならない理由をご紹介してきました。

しかし、どうしても筋トレを頑張ったご褒美に食べたいという気持ちは痛いほど分かります!

その場合は、アイスの中でも「氷菓」に分類される製品なら、ギリギリOKといえるでしょう。

アイスは、乳脂肪分、乳固形分の分量が多い順にアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓に分類されます。

このうち、乳脂肪分、乳固形分ともに含まれていないのが氷菓です。

ただし、時間帯には要注意!

夜は、脂肪を蓄積する遺伝子BMAL1が急激に増加する時間帯なんです!

日本大学薬学部の研究では、BMAL1を持つマウスを作製したところ、摂食時間と体重の増加、さらには皮下脂肪の増加も確認されています。[14]

BMAL1の夜の分泌量は、なんと昼間の約20倍……[15]

午後10時頃から増加し始め、午前2~4時頃にピークに達します。

そのため、どうしてもアイスを食べたい場合は「ご褒美がないとやっていられない!」という限界のときだけ、昼間に氷菓を食べる程度に留めましょう。

 

筋トレでは我慢が大切!徹底的に鍛え上げよう

アイスは筋トレの大敵!

軽い気持ちで食べたたった一つのアイスで、つらい筋トレが無意味になることを今知れたアナタはラッキーです!!!

冷たく甘いアイスを我慢した先には、効率の良い筋トレによってできあがった理想のボディがきっと待っているはず。

食べたい衝動をぐっとこらえて、引き締まった体を手に入れましょう!

 

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  • 記者 WRITERニュース担当

    STERON編集部のニュース担当チームです。
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