性欲を減退させる14の習慣と行動!性欲がない原因を知ろう

公開日:2019/03/17
更新日:2022/02/09

性欲減退の原因

性欲が最近ないなあと感じるのには理由があります。
性欲減退の原因になる主な行動や習慣14個を紹介します。
自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう!

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

性欲を低下させる14の原因

10代、20代の頃は強すぎて困っていた性欲も、社会人になって30代、40代を過ぎてくると弱くなる場合があります。とはいえ性欲がないと感じる事には原因があります。「最近性欲がないなあ」と感じる場合は今回紹介する14個の行動や習慣を行っていないかチェックしてみて下さい。

 

年齢によるホルモン分泌量の変化

テストステロン量の低下

精力が強い男性ほど分泌量が多いと言われる成分がテストステロンと呼ばれる男性ホルモンです。テストステロンは思春期に分泌量が増え始めます。思春期の男性が異性に興味を持ち始めて、性欲が強くなるのもこのテストステロンが原因です。

しかし男は30歳を超えるとテストステロンの分泌量が減少し始めます。もちろん人によっては歳を取っても高いテストステロン量を維持している男性もいますが、平均的には30歳以降は年々分泌量が低下します[1]

30歳を過ぎたあたりから少しずつ性欲や活力の低下を感じる原因はテストステロン減少の影響です。

 

充分な睡眠がとれていない

睡眠不足の男性

睡眠不足が体に良くないのは周知の事実です。しかし不十分な睡眠は性欲を低下させる原因にもなるのです。シカゴ大学の研究チームが米国医師会雑誌(The Journal of the American Medical Association)に発表したレポートによると、睡眠時間が5時間以下の男性のテストステロン分泌量は、15歳以上も年上の男性の平均分泌量と同等程度だったそうです[2]

つまり慢性的に睡眠時間の短い生活を送っている男性の性欲は、同世代の男性よりも遥に弱い可能性があるのです。

睡眠不足で性欲減退?睡眠と性機能の関係性

 

仕事やプライベートでの強いストレス

イライラしている男性

ストレスや不安等のネガティブな感情も性欲を低下させる原因の一つです。

人間はストレスや不安などのネガティブな感情によってコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが体内で分泌されます。このコルチゾールと呼ばれるホルモンが増えると、活力や性欲減退の原因になります。

アメリカの研究チームが57名の男性を対象に勝負に負けた後の体内のホルモンレベルを計測した結果、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量は増加し、性欲の源であるテストステロン量が低下している事が確認されました[3]

ちなみにですが日本人男性のストレスの原因1位は職場に関する事で、2位がお金に関する悩みだそうです。

ストレスを解消して性欲を取り戻す6つの方法【医師監修】

 

疲労が溜まっている

疲労

心身共に疲労が溜まっている時は性欲は湧かない事が多いです。特に寝不足や忙しい日が続く事による慢性的な疲労は体のエネルギーが回復に回されることにより、テストステロンの分泌を低下させてしまう事があります。

 

ほとんど運動をしていない

肥満

性欲がないと悩む男性の共通点に運動不足があります。

定期的に運動をしていない男性はテストステロンの分泌量が低い傾向にあります。また、運動には性欲低下の原因でもあるコルチゾールの分泌量を適正値に抑える効果もあります。

もし最近性欲がない、もしくは低下を感じるのであれば運動を始めてみるのもおすすめです。

 

過度の運動やエクササイズは逆効果

過度の運動による疲労

運動をしない事は性欲低下の原因になるとお伝えしたばかりですが、実は運動のし過ぎは逆に性欲を弱めてしまうケースもあります。

2017年にノースカロライナ大学が行った調査では、エクササイズの中でも持久力を必要とする運動を過度に行った男性は性欲低下を実感する傾向がある事が判明しました[4]

性欲減退の理由としては体内に存在する栄養素がテストステロンの生成よりも体の回復に優先的に使われてしまうためです。

特に長い時間をかけて長距離を走るマラソン等の競技は性欲減退の原因になる場合が多いとされています。

走りすぎると性欲減退?ランニングと性機能の関係性

 

お酒をよく飲む

お酒を飲んでいる男性

適度の飲酒はストレスの緩和やコミュニケーションを活性化させてくれるメリットがあります。しかし過度の飲酒は性欲減退や勃起力低下、早漏の原因になる場合があります。

大量のアルコールを継続的に摂取するとホルモンの分泌を調節する内分泌系(Endocrine System)にダメージを与えてしまい、体がテストステロンが上手く分泌出来なくなってしまう場合があります[5]

しかし付き合いで少量のアルコール(1~2杯)を定期的に飲む程度であれば、性欲減退の原因になる可能性は低いでしょう。

 

医薬品による副作用で性欲がなくなる

医薬品

新しい薬を飲み始めてから性欲が弱くなったと感じ始めた場合は、かかりつけの医師への相談が必要かもしれません。

一部の抗うつ薬やAGA治療薬、前立腺癌の薬にはテストステロン量の分泌阻害作用や射精困難の原因になる副作用があります。

性機能を低下させてしまう可能性のある代表的な医薬品を紹介します。

  • 抗うつ薬:性欲の減退や射精困難[6]
  • 利尿薬や高血圧の薬:勃起不全発症の[7][8]
  • 前立腺癌の薬:男性ホルモン量低下による精力低下[9]
  • AGA治療薬(プロペシア等):男性ホルモン低下による性欲減退[10]
  • 鎮静剤や睡眠薬:神経系への影響によるED[11]

 

パートナーとの関係性が良くない

上手いっていない若いカップル

特定の女性にだけ性欲が湧かない場合、その原因はその女性との関係性にあるかもしれません。

イギリスの保健省(Department of Health and Social Security)によると、次のようなパートナーとの関係は性欲低下の原因になると発表しています。

  • パートナーとのコミュニケーション不足
  • 口論が絶えない、口論の原因が解決していない
  • 相手の事を信じる事が出来ない

 

セックスのマンネリ化

不満に感じている女性

付き合いの長い彼女や奥さんとのセックスのマンネリ化は男性の永遠のテーマですね。日頃から同じ女性の体に目が慣れてしまうと、性行為の際も脳が性的な刺激を感知出来ず、性欲が弱くなったと感じてしまう場合があります。

 

ED(勃起不全)による自信の喪失

EDで悩む男性

性欲と勃起力には密接な関係があります。性欲がないと当然勃起はしません。また、勃起しない(ED)が原因で男としての自信を喪失してしまい、性欲がなくなってしまうケースもあるのです。

実際にED患者はうつ病などメンタルの健康が悪化し易いとされています。性欲減退と同じで、EDも改善する事は出来ます。

 

ケガや病気をしている

病気の肥満男性

疲労と同じで体がケガや病気で弱っている場合、体の中のエネルギーが体調回復に優先的に消費されるため、一時的な性欲減退の原因になる事があります。

痛みを伴う物理的なケガや病気はもちろんの事、ホルモンバランスを乱す精神的な病気も性欲減退の原因になります。

 

AVの見過ぎは意外と危険

アダルトビデオを見る男性

近年はスマホやPCが普及したことにより、誰でも何時でも性的な刺激が強いアダルト動画を閲覧する事が出来るようになりました。AVを見ているからといって性欲減退の直接の原因になるわけではありません。

しかしあまりに強い性的な刺激に脳が慣れてしまう事により、日常的なエロでは性的興奮を覚えることが困難になってしまう場合もあるのです。

特に最近の若い男性の性機能低下の原因の一つだとされています。

 

特殊な性癖を持っている

特殊な性癖

AVによる性欲低下と少し近いかもしれませんが、特殊な性癖を持っている事により、パートナーや友人に相談出来ない事により、パートナーには性欲が湧かなくなってしまうケースもあります。

性嗜好障害自体は問題ではありませんが、最悪の場合は犯罪に発展してしまう原因にもなります。多くの場合、過去の経験等が影響しているケースが多いためカウンセリングによる治療が効果的とされています。

 

性欲減退のほとんどは改善出来る

性欲減退の原因は人によって様々です。

しかし多くの場合、性欲減退は肉体面と精神面のどちらか(もしくは両方)が健康ではなく、性欲の源であるテストステロンの分泌量が低下している場合が多いのです。

日頃から意識して性欲向上に取り組む事によって、昔のような強い性欲を取り戻せる場合が多いでしょう。

▼性欲改善の効果的な方法については次の記事をご覧ください。

性欲を強くする12の習慣と行動!3カ月で体質を変える

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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