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【LGBT一覧】性別やセクシャリティ&ジェンダー全62種類紹介

公開日:2020/02/10

LGBTの種類や定義全62個

LGBT、ジェンダーイクオリティ、性的マイノリティ。
どれも最近良く耳にする言葉。
一般的にレズやゲイ、バイなどは知られています。
しかし実はジェンダーやセクシャリティは無限に存在するのです。
LGBTの他に代表的なジェンダーやセクシャリティを62種類紹介します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROKI

LGBTやセクシャルマイノリティの定義

ホモセクシャルの男性

つい最近世界最大手のSNSサービスである「Facebook」がアカウント作成時に58種類の性別を選べるようにした事が話題になりました[1]

フェイスブックを昔から使用している方であれば、性別の選択肢は男性と女性の2つしか選択できなかった記憶もあるのではないでしょうか?

フェイスブック社のソフトウェアエンジニアであり、このセクシャリティの多様化機能導入に携わったBrielle Harrison氏はAP通信(Associated Press)の取材で次のように語っていました。

ほとんどの人々にとってこの機能導入は何の意味も持たないでしょう。しかし一部の人にとっては非常に重要であり、性別やセクシャリティを正しく示す事は、その一部の方たちには存在を示す事なのです。(原文:There’s going to be a lot of people for whom this is going to mean nothing, but for the few it does impact, it means the world)

そもそもLGBTやセクシャリティ、性的マイノリティなど最近良く耳にする単語。明確な定義は存在するのでしょうか?

まず最初に理解しておくべき事は明確な分類など絶対に出来ないという事。

例えば男性として生まれてトランスセクシャルとして手術を行い女性になり、レズよりバイセクシャル。これはもはや分類など出来ませんよね。

最近ではLGBTという呼び方も古く、LGBTQ+としてセクシャリティはグラデーションであり無限に存在するというのがLGBT業界の定説となりつつあります。

ちなみにLGBTQ+とは次の6つから成り、性的マイノリティを最も大雑把に分類した用語です。

  • L レズビアン:女性の同性愛者
  • G ゲイ:男性の同性愛者
  • B バイセクシャル:男性女性両方に
  • T① トランスジェンダー:体と心が別の性別
  • T② トランスセクシャル:性転換手術を実施もしくは希望している人
  • Q① クィア:セクシャルマイノリティ全体を指す用語
  • Q② クエスチョニング:自身のセクシャリティがよく分からない
  • + その他:分類不可能なその他のセクシャリティ

ちなみに日本国内でも自身が性的マイノリティであると自覚している人は意外と多く、NPO法人SHIPの調査によれば、全体の3~5%程度は存在するとされています[2]

つまり学校で言えばクラスに1人か2人は存在するという事。

今回はLGBTやLGBTQ+等といった大雑把に種類分けではなく、具体的にどんな性別やセクシャリティが存在するのかを解説していきます。

 

性別やジェンダー、セクシャリティの違い

さて早速LGBTやLGBTQ+以外のセクシャリティや性別を紹介していこうと思います。

ですがその前にマイノリティの種類を知る前に絶対に理解しておかないといけない単語があります。それこそが性別やセクシャリティ、ジェンダーと呼ばれる言葉。

いずれも同じように理解されている言葉ですはありますが、実はマイノリティの種類を紹介する上で非常に重要なポイントになってくるのです。

 

セクシャリティ(Sexuality)

レズというセクシャリティ

まず一つ目がセクシャリティ(Sexuality)。これは大きくロマンティックオリエンテーション(Romantic Orientation)と、セクシャルオリエンテーション(Sexual Orientation)の2つに分ける事が出来ます。

ロマンティックオリエンテーションとはあなたがどんな人に恋愛感情を抱くかで分類する方法。一方でセクシャルオリエンテーションとはあなたがどんな相手に性的な興味を抱くかという事。

つまりセクシャリティというものは男や女など生まれ持った体とは関係がない心や感情によるカテゴリーの事を指すのです。

少し前に俳優の成宮寛貴さんが引退の際に「人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまった」というコメントを残していましたね[3]

このように性別とは関係なく、どんな人に興味を持つかといった考え方がセクシャリティです。

 

性別(SEX)

性別の概念

続いては性別。英語ではセックス(SEX)と言われる言葉。

このセックスは性行為の事ではなく、パスポートなどのプロフィール欄に記載されている性別を示す言葉

あなたが生まれ持った体に起因する性別の事を指しており、ペニスが付いた体で生まれたのであれば男性膣が付いた体で生まれたのであれば女性という単純明快な分類の方法です。

つまりセクシャリティが心や感情であるとすれば性別(セックス)とは不変的なオスとメスを表す言葉なのです。遺伝子DNAによって決まる事であるため、途中で変更する事が不可能な部分[4]

 

ジェンダー(Gender)

ジェンダーの定義

3つ目はジェンダー。一部日本語の辞書では性別と訳される事もある用語ですが、実はセックスの性別とジェンダーはLGBT業界では全く意味が異なります。

生物学的にオスとメスを表す性別(セックス)に比べて、ジェンダーとは社会的に認知される性別を指します。

つまりオスという性別に生まれて、途中で女性というジェンダーに変更する事が可能。対象者の感情や心、社会的にどう認知されたいかに基づいた性別の表現方法がジェンダーなのです。

そんな事もあってか最近ではLGBT関連の話題が上がる時はほとんど性別ではなく、ジェンダーという表現方法が使われていますね。

 

LGBT/セクシャリティ/ジェンダー62種類

さてそれでは早速LGBTと呼ばれるセクシャリティやジェンダーなど計62種類の代表的性的マイノリティや思想、専門用語を一覧で全て紹介解説していきます。

 

セクシャリティの種類と定義21個

セクシャリティの種類と定義

さて、まずはセクシャリティと呼ばれるジャンルから紹介していきます。

セクシャリティとは恋愛感情や性的興味の対象に関する特徴。全21種類のセクシャリティとその定義を説明します。

 

1.ヘテロセクシャル(Heterosexual)

ヘテロセクシャルとは性的マイノリティではなく、マジョリティ(多数者)やストレート、ノーマルと呼ばれるセクシャリティです。

基本的に自分とは異なるジェンダーに恋愛感情や性的興味を抱く事を指す単語。女性であれば男性に、男性であれば女性に興味を持つタイプの人もヘテロセクシャルと呼びます。

 

2.ホモセクシャル(Homosexual)

ホモという言葉の語源になっているのがホモセクシャル。皆さんご存知の通り、同性の相手に恋愛感情や性的興味を頂く種類のセクシャリティを指します。

ゲイの同異義語として使われる事もありますが、正確には女性に興味を持つ女性もホモセクシャルに分類されます。ちなみに英語でホモ(Homo)とは同じという意味があるんですね[5]

 

3.レズビアン(Lesbian)

レズビアンとは女性に興味のある女性の事。レズやビアンなど呼び方は様々。ホモセクシャルの女性限定版がレズビアンに該当します。

 

4.バイセクシャル(Bisexual)

両刀使いやバイなどと呼ばれているセクシャリティがバイセクシャルです。男性と女性両方に性的もしくは恋愛感情を抱く人の事として認識されていますが実は正式には少し違います。

アメリカのLGBT+コミュニティ(PBHS)によれば、バイセクシャルとは2種類もしくはそれ以上の複数のジェンダーに魅力を感じる人の事だそうです[6]。例えばストレートの男性とトランスジェンダーの男性に性的興味を持っている場合もバイセクシャルに該当します。

 

5.パンセクシャル(Pansexual)

パンセクシャルのパン(Pan)とは英語で全てを意味する単語。つまりパンセクシャルとは男性女性、レズやゲイなど、セクシャリティやジェンダー関係なく恋愛感情や性的興味を持つ事が出来る人の事。

その人の性格や人柄など人間性本質に魅力を感じる事も多いため、ある意味で最も美しいセクシャリティなのかもしれませんね。

 

6.バイキュリアス(Bicurious)

バイキュリアスとはバイセクシャルではないものの、バイセクシャルに興味があり、試してみたいと考えている種類のセクシャリティです[7]

 

7.ポリセクシャル(Polysexual)

ポリセクシャルとは先ほど説明したバイセクシャルとほとんど同意義語で複数のジェンダーに性的興味を持つ人の事を指します。バイが男女両方という使われ方をするのに比べ、ポリセクシャルはストレートの男性や女性以外にも興味を示す人を指す場合に使われます。

 

8.モノセクシャル(Monosexual)

モノ(Mono)とは英語で一つや単独などを意味する言葉。モノセクシャルとは一つのジェンダーのみに魅力を感じる種類のセクシャリティです。

ストレートの女性にしか興味がないマイノリティではない男性や、レズビアンにしか興味のない女性のどちらもモノセクシャルに該当します。

 

9.アセクシャル(Asexual)

アセクシャルとは今までにどんな種類の人やジェンダーにも性的な興味を持った経験がない人の事を指します。不感症と勘違いされる事がありますが、正確には感じないのではなく興味を持ったことがない事を指しています。

 

10.アルロセクシャル(Allosexual)

アルロセクシャルとは最低でも一つのジェンダーに興味を持っているセクシャリティの事。つまりアセクシャルではない人全てがアルロセクシャルに該当します。

 

11.アンドロセクシャル(Androsexual)

アンドロ(Andro)とは英語で男性を意味する言葉です。男性ホルモンの事は英語でアンドロゲンと言いますね。つまりアンドロセクシャルとは男らしい特徴のあるジェンダーにのみ魅力を感じる種類の人を指している言葉です。

筋骨隆々、体毛が濃いなどマスキュリンな男性に興味を持つセクシャルです。女性であれば比較的多くの方がアンドロセクシャルなのではないでしょうか?

 

12.ジノセクシャル(Gynosexual)

ジノセクシャルとはアンドロセクシャルの正反対のジェンダー的特徴を持っている人に恋愛感情や性的興味を持つ種類の人々の事。

おしとやかでか弱い女性やフェミニンで綺麗な顔立ちの男性に興味を持っているのであれば、それはジノセクシャルに該当するでしょう。

 

13.クエスチョニング(Questioning)

クエスチョニングとはLGBTQ+のQの部分に使われるほど最近では一般的な種類のセクシャリティ。文字通り自分のジェンダーやセクシャリティが一体何なのか分からず悩んでいる人をクエスチョニングと呼びます。

 

14.デミセクシャル(Demisexual)

デミセクシャルとは相手に精神的な強い繋がりや深い信頼等が発生して初めて性的な興味を持つ事が出来るセクシャリティの事。体形や顔、性癖など共通する特定のタイプがない場合はデミセクシャルに分類される事が多いでしょう。

 

15.グレイアセクシャル(Grey Asexual)

先ほど紹介した恋愛感情や性的興味を持ったことがないアセクシャルに近いのですが、グレイアセクシャルとは特定の環境下、特定の条件の下のみで相手に魅力を感じるセクシャリティの事を指します。

あまり恋愛感情や性的魅力を感じられないけど、全くないわけではないという方はグレイアセクシャルに該当するかもしれません。

 

16.ペリオリエンテッド(Perioriented)

ペリオリエンテッドとは、自分と同じジェンダーやセクシャリティの持ち主にしか興味を持つ事が出来ない種類の人々を指す言葉です。

例えば異性にしか興味がないヘテロセクシャル同士や、レズビアン同士、バイセクシャル同士など。

 

17.バリオリエンテッド(Varioriented)

バリ(Vari)とは英語で異なるという意味があります。バラエティーやバリエーションなどにも使われていますよね。

バリオリエンテッドとはレズビアンに興味のあるヘテロセクシャルの男性や、レズビアンに興味のあるバイセクシャルの女性などが具体例。ストレートな男性でも女性同士のプレイに興奮する人も多く、性的マイノリティというわけではないですね。

 

18.シシェット(Cishet)

シシェットとは生まれ持った体とマッチしたジェンダーを持っており、さらに異性に興味を抱くヘテロセクシャルの人の事。つまり男性に生まれて女性に興味があるのはシシェットになります。性的なマジョリティとして捉えられています。

 

19.ポリアモラス(Polyamorous)

ポリアモラスのポリ(Poly)とは同時に複数という意味が込められている言葉。一夫多妻制(ポリガミー)などにも使われています。

ポリアモラスとは同時に複数のパートナーと関係を持っているもしくは持つ事に理解がある種類の人々の事です。

 

20.モノアモラス(Monoamorous)

モノアモラスとはポリアモラスの反対に位置するセクシャリティであり、同時に1人としか関係を持たない人や思想の事を指しています。

 

21.クィア(Queer)

クィアとはLGBTQ+のQの部分にも入っており、生まれ持った体とジェンダーが一致していない、もしくはヘテロセクシャル(異性にしか興味を持たない)ではない種類のセクシャリティや人々の事を指しています。

LGBTQ+にも入っているほどメジャーで包括的な言葉であり、レズもバイもゲイも基本的な性的マイノリティとしての自覚を持っている人の多くがクィアに該当します。

 

ジェンダーや性別の種類20個

ジェンダーの種類と定義

続いてはジェンダーや性別について全20種類を一覧にしました。男と女以外にも様々なタイプがあるので是非理解を深めて下さい。

 

1.セックス(SEX)

セックスとはオス、メスなど生物学的な性別を指します。生まれ持った性別であり変更する事は出来ない不変的な性別を指す言葉です。

 

2.ジェンダー(Gender)

ジェンダーとはその人が自分自身の事をどのように理解しており、世間にどう認知してほしいか。つまり男性の体と女性の心をもって生まれてきたのであれば、その人のジェンダーは女性になります。また女性や男性といった2択ではなく、その中間も存在するのがジェンダーになります。

 

3.シスジェンダー(Cisgender)

シスジェンダーとは生まれ持ったセックス(性別)と自分の心の性別が一致している種類の人々や状態を指す言葉です。性的マジョリティとして捉えられる事が多いジェンダーです。

 

4.トランスジェンダー(Transgender)

トランスジェンダーとは生まれ持った体と心としての性別が異なる状態の事を指します。ホモやゲイ、レズビアンなどはトランスジェンダーに該当します。

 

5.トランセクシャル(Transsexual)

トランセクシャルとは性転換手術(GRS:Gender Reassignment Surgery)を受けて、生まれ持ったジェンダーを変えた人の事を指す言葉です。工事済などという言葉も同様の意味があります。

 

6.MtF(Male to Female)

MtFとは男性の体に生まれたにもかかわらず、女性としてのジェンダーを持っている人々の事を指します。

 

7.FtM(Female to Male)

FtMとはMtFの反対で女性の体に生まれたにもかかわらず、男性としてのアイデンティティを持っている人々の事を指します。

 

8.バイナリー(Binary)

女性もしくは男性のどちらかのジェンダーに綺麗に属する事が出来ている事。

 

9.ノンバイナリー(Non-Binary)

ノンバイナリーとはバイナリーの真逆に位置するジェンダーの種類であり、男や女として明確なアイデンティティではなく中間やそれ以外などに属している事を指します。

男だけど男らしい男性に興味がある、女性だけど男らしく振る舞って異性や同性をリードしたいといったセクシャリティもノンバイナリーのジェンダーに含まれます。また自分が女性なのか男性なのかまだ分からないケースもノンバイナリーに分類される事があります。

 

10.ジェンダーフルイド(Genger Fluid)

タイミングや時期、環境によって自身のジェンダーが変化したり異なる事がある事

 

11.アジェンダー(Agender)

既存のどの性別やセックス、ジェンダーにも属さない種類の人。ジェンダーレスやジェンダーボイドと呼ばれる事もある。最近のLGBT業界ではそこまで珍しくはない考え方。

 

12.バイジェンダー(Bigender)

バイとは2つや複数という意味の言葉。主に自分が女性であり男性、またはその逆のアイデンティティを持っているタイプの人や状態を指します。同時に2つのジェンダーだけではなく、環境やタイミングに応じてジェンダーが変化するジェンダーフルイドも該当する事があります。

 

13.ポリジェンダー(Polygenger)

ポリ(Poly)とは同時に複数という意味の言葉。ポリジェンダーとは文字通り、同時に複数のジェンダーを持っている人の事。マルチジェンダーなどともいわれます。

 

14.アンドロジーン(Androgyne

アンドロジーンとは非常に広義であり、ほとんどのセクシャルマイノリティを含む言葉です。バイナリー(男性か女性のどちらかに帰属する人)以外の人々を指しています。

 

15.インタージェンダー(Intergender)

インタージェンダーとは自分のジェンダーが男性と女性の間に位置するケースです。

 

16.デミジェンダー(Demigender)

デイジェンダーとは男性と女性の両方の特徴を少しずつ持っている人の事を指します。部分的に女性的な人をデミガール、部分的に男性的な人をデミボーイなどと言ったりします。自分がノーマルだと思っていた人の中でも実はデミジェンダーな人は多いのではないでしょうか。

 

17.グレイジェンダー(Grey gender)

グレイジェンダーとは自分自身の性別やジェンダーとしてのアイデンティティがそこまで強くない人の事を指します。

 

18.アポラジェンダー(Aporagender)

アポラジェンダーとは自分のジェンダーが男性でも女性でもない人で、自分自身に強いアイデンティティを持っている事を指します。様々な種類の人や思想がありますが、積極的にLGBT関連のトピックを発信したり、改善運動に取り組んでいる人の中にはアポラジェンダーが多いでしょう。

 

19.マーヴェリック(Maverique)

マーヴェリックとは一匹狼や無所属を意味する英単語です。LGBT業界でのマーヴェリックとは、男性にも女性にも属さないノンバイナリーであり、一般的などのジェンダーにも属さない一匹狼の状態。

 

20.ノビジェンダー(Novigender

ノビジェンダーとは様々な種類のジェンダーの中で、自分自身のアイデンティティを言葉では説明するのが困難なほど複雑な状態を指します。相手に理解されない種類のジェンダーはノビジェンダーに該当します。

 

LGBTに関する思想や考えの種類6個

LGBTに関する思想や団体の種類と定義

続いてはLGBTに関連する思想や考え、団体について主なものを全6種類紹介します。LGBT普及派だけではなく、反対する人々も多いのが現実なのです。

 

1.ヘテロノーマティブ(Heteronormative)

ヘテロノーマティブとはヘテロセクシャル(異性以外には興味を持たないセクシャリティ)が基本であると信じる人々や概念の事を指します。LGBT業界ではオールドファッションな考え方として捉えられる事があります。

 

2.アライ(ALLY)

アライとは英語で見方や仲間を意味する言葉。アライとは自身は性的マイノリティではないにも関わらず、LGBT+コミュニティーや属する人々を応援する事や人々、団体、思想を指す言葉です。

 

3.バイナリズム(Binarism)

バイナリズムとは性別やジェンダーは男と女の2種類しか存在してはいけないと考えている人々、またはその思想を指します。

LGBTコミュニティでは比較的オールドファッションな考え方であり、改善や批判の対象ともなる考え方です。

 

4.ニュートロワ(Neutrois)

ニュートロワとは男や女やジェンダーレスでもない人々の事。そもそもジェンダーという概念が間違っている、もしくは存在しないと考えている種類の人や思想を意味する言葉です。

 

5.ジェンダーアパセティック(Gender Apathetic)

アパセティック(Apathetic)とは英語で無関心や興味がない事を意味する言葉。つまりジェンダーアパセティックとは、自身の性別やジェンダー、セクシャリティの種類などに一切の関心も不満もない事を指します。

 

6.イレイジャー(Erasure)

イレイシュアとはセクシャリティやジェンダーに関する性的マイノリティに関する証拠や調査結果を改ざんしたり削除及び意図的に誤った解釈をする人々を指します。LGBTや性ダイバーシティに対する反対派に多く見られる思想です。

 

その他LGBT関連の専門用語15個

LGBTに関する専門用語の種類

最後はLGBTを知るうえで必要不可欠な専門用語や単語を全15種類まとめてみました。海外では当たり前のように使われている用語でもあるんです。

 

1.指定されたジェンダー(Assigned Gender/ Designated Gender)

人間は生まれたときに好きなジェンダーを選べないという事。生まれ持った体と中身が異なる状況を指す時などに頻繁に使われる言葉です。

 

2.AFAB(Assigned Female At Birth)

女性というジェンダーで生まれる事。

 

3.AMAB(Assigned Male At Birth)

男というジェンダーで生まれる事。

 

4.ジェンダーロール(Gender Roles)

女性として生まれたら世間は女性としての服装やふるまい、行動を期待し、男として生まれたら男らしい振る舞いや行動、リーダーシップなどを求める事。生まれた瞬間に周りが望む行動などが決まってしまっている事を意味する。

 

5.トランジショニング(Transitioning)

手術や薬、ホルモン治療などで自分の性別を別の性別に変えている途中の期間を指します。日本では工事中や一部工事済などといった表現がされる事も多いです。

 

6.インターセックス(Intersex)

インターセックスとは一般的には両性具有やふたなりなど、医学的には性分化疾患 (DSD)等と呼ばれる体の状態を指します。

染色体などの影響から男性の特徴であるペニス等の性器と女性の特徴であるクリトリスなど両方を持って生まれる人が一部存在するのです。

インターセックスの人は多種多様なジェンダーアイデンティティやセクシャリティを持つ傾向にあります。我々が思っている以上にインターセックスは多いとされています。

 

7.ダイアディック(Dyadic)

インターセックスではない、男性の体の特徴のみ、もしくは女性の体の特徴のみのどちらかを持って生まれてきた人の事を指します。ほとんどの人々がダイアディックに該当しますね。

 

8.トランスウーマン(Trans Woman)

トランスウーマンとは男性の体に生まれたのにもかかわらず、女性としてのアイデンティティを持っている人の事を指します。性同一性障害と広い言葉が使われる事もあります。

 

9.トランスマン(Trans Man)

トランスマンはトランスウーマンの真逆。女性の体に生まれたにもかかわらず、男性としてのアイデンティティを持っている人jの事です。同じく性同一性障害の種類の一つです。

 

10.トランスフェミニン(Trans Feminine)

トランスフェミニンとは男性の体で生まれたが、アイデンティティは男性でも女性でもなく、フェミニン(女性的もしくは女性より)という状態の人の事を指します。

 

11.トランスマスキュリン(Trans Masculine)

こちらはトランスフェミニンの逆。女性に生まれているものの、女性でも男性でもなく、男らしい存在であるというアイデンティティを持っている人の事を指します。

 

12.ソーシャルディスフォリア(Social Dysphoria)

ソーシャルディスフォリアとは性別やジェンダーに関しての嫌な思いをする事を指します。性的マイノリティの自覚をしている人の多くが世間の目や社会的な扱いに対して不満やストレスを感じた経験があると言われています。

 

13.ボディディスフォリア(Body Dysphoria)

ボディディスフォリアとは性別や体の違いによって感じるストレスや不満、不快感などを指す言葉です。

 

14.バッチ(Butch)

バッチとは振る舞いや行動、外見が男らしい女性の事を指します。一般的にはレズビアンの女性を表現するときに使われる専門用語です。日本のレズビアン業界ではタチ(彼氏的ポジションの女性)などの役割の人もバッチに該当するでしょう。

 

15.フェム(Femme)

フェムとは女性らしい女性の事を指す専門用語です。主にレズビアンのカップルで彼女的な役割を担っている女性の事をフェムと言います。レズ用語のネコなどもフェムの種類の一つと言えます。

 

LGBTは我々が思っている以上に多い

今回はセクシャリティやジェンダーの種類や、LGBT関連の専門用語について出来る限り細かく紹介しました。

近年会社の研修やテレビ番組でもLGBTに関する理解や環境改善を目的とした取り組みは増えつつあります。

それもそのはず実は我々が思っている以上に性的マイノリティに悩んだ経験のある人々は多いのです。

ちなみにUCLAの法科大学院(The Williams Institute)の調査によれば、アメリカ人の8.2%(約1900万人)が同性との性行為の経験を持っており、11%(約2,560万人)が同性に性的魅力を感じた事がある事が判明しました[8]

この記事を読んで少しでもLGBTに関する理解が深まれば嬉しいです。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROKI

    STERON編集部
    メディカルハーブコーディネーター資格保有者
    漢方や天然の食材の効果、効能に関する専門家として天然由来成分の男性機能への影響を日々調査、研究している。STERON記者として自然療法の知識を活用したメンズヘルスケア関連の記事を執筆、監修している。アメリカに留学した経験があり、海外のヘルスケアにも精通。

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