走りすぎると性欲減退?ランニングと性機能の関係性

公開日:2019/01/04
更新日:2022/02/24

ランニング 性欲

「過度なランニングは性欲の減退に繋がる」という噂を聞いたことがありますか?
一方で適度な運動は性機能を向上させるとも言われています。
では、適度な運動とはどの程度なのでしょうか。
今回は過度なランニングをしたときに体に発生すること、性欲向上に適切な距離と時間をお話します。

    人間にとって適度な運動が体にいいのは周知の事実です。運動をしなければ筋肉は衰え肥満になり、血流の流れも悪くなります。中性脂肪が多くなり血行の悪化は「勃起力の低下や性欲の衰え」にも繋がります。

    このような問題を解決するための適度な運動に最適とされているのがランニングです。

    高価な道具がいらず、自分の身一つで始めることができます。その為、ランニングは健康維持の為に親しみやすく人気のあるスポーツと言えるでしょう。

    専門期間による調査で「ランニングと性欲が密接な関係にある」という内容が発表されました[1]

    今回はランニングと性欲がどのように関係しているのかを解説致します。

     

    走りすぎは性欲減退に繋がる

    朝勃ちしないのはEDのせい?

    ランニングを行う人口は日本全体で900万人近くまでのぼります。非常に大きな競技人口になり、至る所でランニングを行っている人がいるということです。

    適度なランニングであれば健康維持や性欲増加に繋がるのですが、実は過度なランニングは性欲を減退させるという研究結果が出ているのです。

    ある男性は「ランニングを開始してから健康的になって体型もスリムになった、なのに性欲があまりわかないし、セックスをしても中折れする事が多くなった」と話します。

    このような現象の事を「ジョギングの副作用」と言われ、近年問題視されています。

    では一体なぜ適度なランニングでは性欲増加効果が認められ、過度なランニングでは性欲が減少してしまうのでしょうか。

     

    なぜ過度な運動で性欲が減退するのか

    テストステロン

    過度なランニングで性欲が減退する」。

    これは体内で分泌される男性ホルモンである「テストステロン」の減少が原因であると言われています。

    このテストステロンは男性の睾丸から分泌される男性ホルモンで、筋肉の発達、骨格の増強を促す役割があります。また、性欲や勃起力向上にも大きく影響するホルモンです[2]

    つまり、テストステロンが多く分泌されている状態であれば性欲は高まりますが、減少してしまうと性欲が減退してしまうということ。

    テストステロンは運動時に消費されますが、消費した筋肉やダメージを負った骨格を維持しようと生産量を増加させるため、運動をすればテストステロンの量は増えるはずなのです。

    ではなぜ、走りすぎると減少してしまうのか。それは、テストステロンの生成が間に合わないためです。

    高頻度の長距離ランニングなどの過度な運動は、テストステロンの生産が間に合わず、減少したままの状態を引き起こします。つまり、需要と供給の割合がおかしくなってしまい、消費に生産がおいつかない状況に陥ってしまうのです。

    テストステロンが大量に消費されるのは下半身の筋肉、特に走り込みをしたときです。

    ランニングは下半身で行うスポーツ。つまり、テストステロンを比較的多く消費するスポーツであると言えます。

    若い年齢であれば体は柔軟に生産能力の変更できるため、ある程度のランニングは問題ありません。

    しかし、年齢を重ねるごとに生産能力の上限が下がり、消費過多になることで性欲の減退に繋がってしまうのです。

     

    最適なランニングの距離は

    結論からお伝えすると「月120㎞のランニング」が適度、過度の境界線と言われています。

    よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長の奥井伸雄氏が45~55歳の市民ランナーについて研究した結果があります。

    1ヶ月間のランニング走行距離が血中テストステロン濃度とどう関係があるのか?といった内容になります[3]

     

    走行距離とテストステロンの関連性

    https://www.mens-health.jp/751

     

    上記のデータから読み解くと、性欲増加に最適なランニング量は100~120㎞、性欲減少になるラインは120㎞~200㎞、200㎞を超えると急激な性欲減少に繋がってしまうという事がわかります。

     

    最適な頻度と時間

    ランニングをして性欲を高める最適な走行距離は月100~120㎞です。

    ではその場合に一日に走れる時間や距離はどうなのでしょうか。何日おきに走るかによって計算が異なるので、いくつかのシチュエーションを考えてみました。

     

    テストステロンを保つためのランニング時間

    120km/月を平均時速10kmで走ると仮定した場合

    毎日走る場合は、わずか4kmしか走ることができません。休みの日を入れつつ、集中して走ることがテストステロンの値を最高に保つための練習方法になりそうですね。

     

    性欲を高めるおすすめのラン

    普段よりも早く走り、距離や時間を短くする

    いつもよりも早く走る。

    坂道を使ったトレーニングなんかも非常に効果的です。長く走れるけど速く走ることが苦手、という人にこそ効果的なトレーニングになります。

    精力減退を抑えることができ、速く走れるようになるので一石二鳥ではないでしょうか。

     

    走る時間を減らしてストレッチの時間を増やす。

    柔軟性

    ストレッチは怪我をしにくい体を作る為に最も重要な役割を担っています。

    全力でトレーニングをした結果、怪我をしてしまっては意味がありません。

    そういう意味でもストレッチの時間に当てるのは非常に効果的だと思われます。

     

    走る時間を減らして筋肉トレーニングを行う。

    筋トレを行う

    ランニングは足の筋肉だけで行うわけではありません。

    体幹なども非常に重要です。

    あえて走らない日を作り、体幹のトレーニングを行うことで、テストステロンのレベルを維持しつつ、より早く走れるようになるのではないでしょうか。

     

    食事でもテストステロンの増加を意識する

    肉類

    テストステロンを向上させる効果がある栄養素は次の4つ

    • 亜鉛
    • 必須アミノ酸
    • セレン
    • 硫化アリル

    これらの成分を効果的に摂取することで、食事面からも性欲向上のアシストができるでしょう。

    ちなみに、最もおすすめのメニューはレバニラです。

    レバーには亜鉛やアミノ酸が豊富に含まれており、ニラにはセレンや硫化アリルが多く含まれています。

    栄養士が教えるレバニラレシピも公開しているので、参考にしてくださいね。

     

    サプリメントから摂取する

    サプリメント

    最も簡単かつ確実なのはテストステロン値を上げる成分が含まれたサプリメントを摂取することです。

    食事でテストステロンの分泌を増加させるには肉などを大量に食べなければなりません。一方で、サプリメントであれば1日数粒飲むだけでテストステロンの分泌を促すことができます。

    さらに、性欲増強サプリメントには、必須アミノ酸やクエン酸などの疲労回復を促進する成分も含まれています。そのため、性欲だけでなくベッド上でのパフォーマンスを総合的に向上させ、精力のある男になることも夢ではないでしょう。

     

    まとめ:適度な運動は性欲向上に繋がる

    健康的な生活習慣

    今回はランニングと性欲の密接な関係をご紹介いたしました。

    結果として、適度なランニング(月100~120㎞)であれば性欲は増加しますが、月120km以上の過度なランニングは性欲が減退につながることがわかりました。

    あなたはどれくらい走っていますか?

    今回ご紹介した距離より長距離を走っているのであれば、危険信号です。

    その場合は、ランニングの時間を他のトレーニングに切り替え、サプリメントなどで栄養補給をしましょう。

    STERONでは、性欲増強に効果的なサプリメントをご紹介しています。サプリメントを選ぶ際にはぜひ参考にしてくださいね。

    ※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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