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HIROSHI
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サプリの概念を変えるアストラジンとは?効果と副作用
公開日:2019/12/28
更新日:2022/02/09
今アスリートの間で話題になっている成分であるアストラジン。
実は世界各国で複数の特許を取得しているのです。
噂では他の成分の効果を高めると言われています。
アストラジンの効果や副作用を調査しました。
Contents [目次を開く]
アストラジンとは
最近海外で注目されており、日本でも一部筋トレマニアやアスリートなどが利用し始めているアストラジン。一体どんな原料なのか、簡単に特徴を3つ紹介します。
特徴1.栄養の吸収を加速させる
アストラジンが今注目されている一番の理由は同時に摂取するサプリに含まれる栄養の吸収率を向上させるためです。
つまりアストラジン自体に何かしらの効果があるわけではなく、一緒に飲むサプリの効果をより高めたいという目的で利用されているのです。
アストラジンの開発販売を行っているNuLiv Science社によれば、栄養の吸収を行う小腸の働きを活性化させる事で、アミノ酸やオメガ3脂肪酸、クレアチン等幅広いサプリの栄養吸収率を高めるとの事[1]。
実際サプリとして摂取した栄養のほとんどは体に吸収されずに、尿や便となって体外に排出されます。そんな無駄をなくすために注目されているのがアストラジンなのです。
特徴2.世界各国で特許を取得
アストラジンは小腸の働きを加速させる事で、バイオアベイラビリティを向上させる効果が確認されている成分です。
バイオアベイラビリティとは投与もしくは摂取した成分が、どれだけ全身循環血中に到達して作用するかの指標です[2]。ちなみに成分を直接注射器などで静脈内に投与した場合のバイオアベイラビリティはマックスの100%です。
アストラジンによるバイオアベイラビリティ向上は世界各国で認められており、アメリカや台湾、中国でも特許を取得している原料なのです。
特徴3.100%天然由来の原料
同時に摂取するサプリや栄養素の効果を高める効果があると聞くと少し怖いようにも思えます。
しかしアストラジンは医薬品ではなく、100%天然由来の食材から生産されている健康食品用の原料でもあるのです。
アストラジンの正体は黄花黄耆(キバナオオギ)と田七人参の各抽出物を1:1で混合した植物由来原料です。
黄花黄耆(キバナオオギ)とは古くから中国漢方として活用されているマメ科の高山植物。田七人参は人参の一種でウコギ科の多年生植物で痛み止めや止血目的等で使用されている生薬の一種です。
この2種類の原料の抽出物をバランスよくブレンドして出来上がったのがアストラジンなのです。
アストラジンの効果効能
さてそれでは具体的なアストラジンの効果効能について説明をしていきます。基本的にアストラジンは小腸の栄養吸収率を高める働きをするため、どんな成分やサプリを摂取しても効果向上は期待出来ます。
今回はなかでも特に代表的な効果効能や飲み方、目的などに絞って解説をします。
効果1.アルギニンの吸収率向上
アルギニンとはタンパク質を豊富に含むお肉や魚、プロテイン粉末等に多く含まれている原料。血管を拡張させる一酸化窒素の分泌を促す事で血流を改善する効果が確認されています。
主に運動機能向上や疲労回復促進、勃起などの男性機能向上目的に使用されています。
そんなアルギニンの吸収を促進する効果もアストラジンには確認されています。
Caco-2細胞(小腸における腸管機能をスクリーニング 的に探索する細胞モデルとして、研究分野などで広く 用いられる細胞)を用いた実験では、アストラジンとアルギニン投与 10分後の吸収率はコントロール群と比較して67%の上昇率が確認されたのです。
効果2.シトルリンの吸収率向上
C4等のプレワークアウト系のドリンクやサプリ、または男性向けのペニス増大や精力向上サプリの主成分であるシトルリン。
シトルリンはアルギニンと同様アミノ酸の一種。血流を改善する効果が高い事から、シトルリンを豊富に含むスイカは天然のバイアグラとも呼ばれるほど。
実はアストラジンにはシトルリンの吸収を促進する効果もあるのです。先ほど紹介した実験によれば、シトルリンとアストラジンを同時に摂取した結果、通常よりも栄養吸収率が45%向上した結果となりました。
効果3.クレアチンの吸収率向上
クレアチンはアルギニンとグリシン、メチオニンの3種類のアミノ酸から体内で合成される成分です。体内のクレアチンは、95%が骨格筋内に存在しており、主に肝臓や腎臓、膵臓で合成されます。
継続して摂取する事で短時間の高負荷運動能力を高める効果が確認されています。
そんなクレアチンとアストラジンを同時に摂取した結果、 180分後の吸収率はコントロール群(アストラジン非摂取)と比較して33%も上昇する事が確認されています。
効果4.ロイシンの吸収率向上
筋トレマニアの間で最近話題になっているのがBCAA。BCAAとはBranched Chain Amino Acidsの略で、人間の筋たんぱく質の35%を占めると言われています。そのため筋肉量増加には必須の栄養素といして需要が高まっています。
そんなBCAAの正体はバリン、ロイシン、イソロイシンの3つの必須アミノ酸。
実はアストラジンにはBCAAの一種であるロイシンの栄養吸収効率を高める作用もあるのです。
アストラジンを推奨摂取 量50mg投与した試験では、15分後のロイシンの吸収率はコ ントロール群と比較して58%の上昇率を示しました。 また推奨摂取量の10倍の500mg投与群では87%も吸収率が上昇しました。
推奨摂取量と副作用のリスク
同時に摂取する成分の栄養吸収効率を高めてくれる夢のような成分であるアストラジン。最近ではプレワークアウト用の筋トレサプリや精力サプリ等にも取り入れられ始めています。
とはいえ国産性のサプリではまだアストラジンを目にする機会が少ないのも事実。となると気になるのがアストラジン摂取による副作用のリスク。
少し不安に感じるアストラジンですが、近年注目されている理由の一つが副作用の危険性が少ない事。推奨摂取量以内での実験において、いまだ副作用の発生が確認されていない成分なのです。
ちなみにアストラジンを扱っているメイプロインダストリーズ株式会社の発表によれば、一日当たりの推奨摂取量は50mg~150mg[3]。
元々中国漢方や生薬として活躍している黄花黄耆(キバナオオギ)と田七人参を原料としているので、安全性は高いと言えるでしょう。
【まとめ】筋トレや精力向上にはぴったり
今回紹介した成分以外でもビタミンやマカ、グルコサミン、トリプトファン、ベータアラニン等様々な栄養の吸収を促進する効果が確認されています[4]。
もしあなたが何かしらのサプリを飲んでおり、さらなる効果を期待したいのであればアストラジンはおすすめです。
特にアルギニンやシトルリン、ロイシン等アミノ酸系の栄養素の吸収を促進する効果が高いため、プロテインやプレワークアウトサプリ、男性機能向上目的サプリなどを飲んでいる場合はアストラジンをセットで試してみてはどうでしょうか?
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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