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海外で流行の兆し?LGBT特化のマッチングアプリ「Glii」が凄い?
公開日:2022/02/19
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近年、マッチングアプリがより私たちに身近な存在になっています。
みなさんは、このマッチングサービスがいつ始まったか知っていますか?
実は、発祥はアメリカで、インターネットの普及とほぼ同時期である1995年に始まっているのです。
思ったよりも昔から存在していたことに驚いた方もいるでしょう。
日本でも2000年前後からケータイのマッチングサービスがスタートしました。
しかし、これらのサービスはいわゆる「出会い系」として怪しいサービスであると偏見を持たれており、一般的なものにはあまりなりませんでした。
この出会い系サイトを使用した悪質な事件があったことを覚えている方もいるでしょう。
しかし、スマートフォンが出現したことで、マッチングサービスの市場が一変しました。
世界中で使用されている「Tinder」がスタートしたのは2012年のことです。
このマッチングアプリもアメリカが発祥です。
従来のマッチングサービスは検索がメインでしたが、マッチングアプリは簡単にスワイプして好みの異性とマッチングできるという点が新しく、若者に人気になりました。
しかし、Tinderはただ外見の良い異性をスワイプすることを楽しんでいる人や、ワンナイトなどカジュアルな関係を求めている人が多く、本気で長期的な交際ができるパートナーを探すことは難しくなっています。
その問題を解決するために、本気でパートナーを探している人を対象に、様々なマッチングアプリが誕生しています。
例えば、「with」や「Pairs」は恋人を真剣に探している人も多く登録しており、Tinderよりも真剣交際に発展しやすいようです。
実際に、筆者の友人もwithで出会った男性とお付き合いをしています。
また、高学歴同士でカップルになりたいという人々の需要に応えた、高学歴の男女だけが登録できるマッチングアプリもあります。
同じレベルのバックグラウンドをを持つ人を求める人が増加している中、その需要を捉えたマッチングアプリが登場してきているのです。
このように、最初は怪しい出会い系サイトとして偏見を持たれていたマッチングサービスですが、スマートフォンの台頭によりその存在は非常に身近になりました。
そして、それぞれの需要に応えた様々なマッチングアプリが登場しています。
新型コロナウイルスの蔓延により、学校がオンラインになったり、仕事が在宅になったりして新しい出会いが減少したことも、マッチングアプリがより人々へ普及した一つの原因でしょう。
しかし、これらのマッチングサービスは、主に異性が恋愛対象であるストレートの男女を対象にしています。
それでは、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアルなどのLGBTQ+と呼ばれる人々へこのようなサービスは提供されていないのでしょうか。
実は、LGBTQ+の人々を対象に作られたマッチングアプリは存在します。
「Glii」というインドのマッチングアプリで、Tinderと同様自分と近くに住んでいる人とマッチングする仕組みになっているそうです。
そして、Gliiはパーフェクトなデートプランを提案し、予算やロケーションの要望に合わせたレストランを予約してくれるそうです。
こうすることで、相手に合わせたデートプランを考えなければというプレッシャーを減らすことができ、気軽にデートをすることができます。
また、予約をしているため、マッチングアプリで起こりがちなドタキャンなども起こりにくくなるそうです。
Gliiは、登録者のプロフィール写真を厳密に審査しており、非常に安全なマッチングアプリであるため、たくさんのLGBTQ+の人々に利用されています。
アプリダウンロード数はなんと3万5000人にも昇るそうです。
また、Gliiは人々がマッチングできるイベントなども開催しており、多くの人々が参加しているそうです。
このように、これまではマッチングサービスの対象にされていなかったLGBTQ+の人々向けのマッチングアプリが登場しています。
これは、LGBTQ+の人々が徐々に自分自身がその該当者であることを表に出せるようになっているということを意味しているのではないでしょうか。
以前よりも人々の多様性を認められる社会へと変化しているのでしょう。
しかし、LGBTQ+の人々がストレートの人々と同様に過ごせているという訳ではありません。
LGBTQ+該当者は、学校でいじめを受けやすかったりなどストレスを受けることが多く、ストレートの人々よりも退学率も多いそうです。
このように偏見がいまだに残っている社会の中でも、LGBTQ+の人々が安心して好みのパートナーを探せるGliiは非常に革命的なサービスだと思います。
このようなサービスは、日本では展開されていないのでしょうか。
実は、あまり知られてはいませんが、LGBTQ+の人々が好みのパートナーを探すことができるマッチングアプリは日本でも展開されています。
例えば、アメリカが発祥の「Match」(マッチドットコム)は、ストレートの男女も使用していますが、恋愛対象の性別を選択することができるので、同性のパートナーを求めている人々同士で繋がることができます。
このサービスは、主に若者よりも30代の男女に使用されているそうです。
また、先ほども話題にしたTinderも、恋愛対象の性別を選択することができます。
ほとんどのマッチングアプリは男性に対して有料ですが、Tinderは男性も無料でいいねを送ったりメッセージを送ったりすることができます。
そのため、男性も気軽に始めることができるでしょう。
このように、あまり知られてはいませんが、LGBTQ+の人々の需要に応えたマッチングアプリが誕生しています。
非常に身近にあるTinderがLGBTQ+の人々を考慮しているサービスだとは驚きました。
LGBTQ+の人々が人の目を気にすることなく気軽に繋がることができ、それぞれの悩みを話し合えるようなサービスや好みのパートナーを探して恋愛を楽しむことができるサービスが増加することで、彼らが抱える不安や問題が少しでも解消されていくことを願っています。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITEREno
23歳の女子大生。旅行が趣味で、最近はそれをvlogにするのにはまっている。北米に1年間留学をした経験を活かして翻訳ライターとして活動中。
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