アスパラギン酸の効果と副作用は?精力向上効果はある?

2019.02.07

アスパラギン酸の健康効果とは?

アスパラガスにしか存在しないから、アスパラギン酸。では、ありません!
タンパク質を構成するアミノ酸の1つであるアスパラギン酸の効果とは?男性に必須のテストステロン向上効果があるって本当?
あなたが知らないアスパラギン酸の効果効能をお教えします!

  • 記者 WRITER
    江原 まさと(STERON編集部)

アスパラガスに名前が似ているアスパラギン酸。「アスパラガスから取れるからこんな名前なのでは?」と考えている人も少なくないのではないでしょうか。

このアスパラギン酸は、実は体に不可欠な成分です。そこで今回は、このアスパラギン酸がどのような効果をもたらしてくれるのか、男性にも嬉しい効果があることを合わせてご紹介します!

 

アスパラギン酸とは?

アスパラギン酸とは

アスパラギン酸はタンパク質を合成するために必要なアミノ酸のひとつで、体内で作り出すことが可能な非必須アミノ酸に分類されます。

体内では、毒素であるアンモニアを無毒な尿素に変えるプロセスで重要な役割を担っていたり、強い骨を作るために欠かせないミネラル成分を体中に運ぶ役割を担っているなど、生命の維持にも欠かすことができません。

さらに近年、筋骨を逞しくして男らしい体を作り出すことや、勃起や性欲などの性機能にも深く関連する男性ホルモンのテストステロンの分泌促進効果についても研究が進んでいる見逃せない栄養素です。

健康面の効果に加え、うまみ成分や人工甘味料を合成するための成分として使用されており、日常生活にも欠かすことができないのがアスパラギン酸です。

 

アスパラギン酸の効果効能

生命活動を維持するためにも、日常生活を維持するためにも必要不可欠なアスパラギン酸には、多くの健康効果があることがわかっています。

 

疲労回復

疲労回復にも効果があります。

本当に忙しい時こそ、質の高いパフォーマンスを出すために休養が必要なもの。ただし、その休養すらも取れないほどに忙しいというのが実情でしょう。

アスパラギン酸には疲労効果があると言われたら興味がでませんか。アスパラギン酸には、エネルギーを生成するために不可欠なミネラルを体中に届け、吸収を促進させる効果があるため、疲労回復効果が期待できます。

サッカー選手や陸上選手などスポーツを頻繁に行い、肉体的な疲労が溜まりやすい人は、アスパラギン酸に無機質が結合したアスパラギン酸塩を摂取することをおすすめします。アスパラギン酸塩には、スタミナ増強が期待できるためにスポーツドリンクや滋養強壮剤によく含まれているんですよ[1]

 

美肌効果

美肌

アスパラギン酸には、肌に潤いをもたらし若々しい美肌効果が期待できるかもしれません。角質層に存在するアスパラギン酸にはハリや弾力のある肌に欠かせないコラーゲン産出の促進や、肌機能を低下させる酸化を防止する機能があります。

化粧品を開発・販売している資生堂が発表した研究結果によると、20名の女性にアスパラギン酸を含んだ栄養食品を2ヶ月間飲ませた時の肌へのアスパラギン酸の移行量を調べたところ、実験開始前と比較して25%程度の上昇が見られたとのことです。

また、アンケート結果によるものではありますが、唇の乾燥や目の周りのしわ、肌のつやに関するアンケート調査を行ったところ、ツヤが上がったなどポジティブな反応がありました[2]

デキる男性とは清潔感を欠かさないもの。アスパラギン酸の美肌効果で、いつまでも若々しく清潔感のある男性でいたいですね。

 

精力向上

精力向上に効果有り

不妊症に悩んでいるご夫婦には嬉しい内容です。アスパラギン酸には、精子の質を表す指標の精子数と活動量を向上させる効果があります。

イタリアで行われた研究では、60人の不妊症に悩む男性被験者に90日間、アスパラギン酸のサプリメントを摂取させたところ、精子の数は1.6倍〜2倍程度上昇し、活動量は1.5倍〜1.86倍になったとのこと。この実験は、精子の質の数値的な向上だけでなく、実際の妊娠にも繋がっています。90日の実験期間中に、被験者のうち27%のカップルが妊娠したとのことです[3]

不妊症に悩む方々にとっては、見逃せない結果です。

 

アスパラギン酸にテストステロンを増やす効果?

テストステロン量

男性にとって、これが最も気になるポイントかもしれません。アスパラギン酸を摂取することで、男性のモテや精力などを司るテストステロン値を向上させることができるかもしれません。

ただし、これまでいくつもの実験や研究が行われていますが、効果があるとするものも、効果が全くないと結論づけるものもあるため、どちらとも言えないのが正直な結論です。

これまでの研究結果の傾向では、運動が不足がちでテストステロンの値がもともと低い人の場合は、アスパラギン酸の摂取で向上する可能性が高く、定期的に運動をしていたり健康に気を使っていてテストステロン値が高い人の場合は、摂取による効果はあまり見られていません。

例えば、アメリカで行われた実験では、28日間にアスパラギン酸を摂取させたところ、20%強の向上効果が見られた人と、ほとんど変化が無かった人の両極端の結果になったとのこと。向上した人は元々のテストステロン値が低く、変化が無かった人はテストステロン値が高い状態にありました[4]

全国民の7割が運動不足を感じている日本人[5]にとっては、アスパラギン酸の効果が期待できる可能性が高そうです。

 

アスパラギン酸の副作用

副作用はある?

アスパラギン酸は食材から摂取できる栄養素であることと、体内でも生成される成分であることから、比較的安全な成分です。これまで行われてきた実験では1日2.6g〜3.0g程度を90日間以上摂取することが多いですが、重篤な副作用は報告されていません。

アスパラギン酸として摂取する場合は、問題はありませんが、人工甘味料のアスパルテームから摂取する場合は、高カロリーのものと一緒に摂取すると肥満になる可能性があるので注意してください[6]

 

おすすめの摂取量は3g〜6g

重量

アスパラギン酸の推奨摂取量は明確には決められていませんが、テストステロンの向上効果を目的とするのであれば、これまでの研究結果から3g〜6g程度の摂取がいいのではと考えられます。

テストステロンとアスパラギン酸の関連性を調べる研究のうち、テストステロン量の変化が少なかった研究では、2.6g〜3gの摂取が行われていました[6]。一方で6gを摂取するとテストステロンの減少が報告されています[7]

そのため、3g〜6g程度が適切なのではないかと考えられるのです。

 

多く含む食材

タンパク質を多く含む食材にアスパラギン酸は多く含まれる

アスパラギン酸はアミノ酸です。そのため、一般的にタンパク質が多く含まれると言われている豆や肉類、卵などに食材に含まれています。

 食品名アスパラギン酸含有量
(100g当たり)
豆類ろくじょう豆腐4500mg
肉類ビーフジャーキー5100mg
肉類皮なし鶏胸肉3700mg
魚介類しらす干し3900mg
魚介類するめ6000mg

ちなみに、アスパラガスには、100g当たり430mgしかアスパラギン酸が含まれていません。豆腐や大豆と比較すると10分の1しか含まれていないのです。

 

まとめ:アスパラギン酸には男性に嬉しい効果も

いかがでしたでしょうか。エナジードリンクや精力剤に含まれるアスパラギン酸の効果についてお話ししました。

アスパラギン酸はまだまだ研究が完了していない栄養素であるため、効果効能についても学術的な根拠が示されていない項目多いです。それらの中でも男性にとって最も気になるのがテストステロンの向上効果ですが、これもまだまだ研究が足りていません。

しかしながら、アスパラギン酸はオルニチン回路で重要な役割を持っており、アルギニンの生成を助ける効果もあるため、勃起力や疲労回復を促進する効果は期待できるでしょう。

アスパラギン酸を含んだサプリメントや豊富に含んだ食材から健康的な範囲で摂取したいですね。

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITER江原 まさと(STERON編集部)

    STEORN編集部
    「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。

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