ブロッコリーでテストステロンが増える理由3つと得られる効果

公開日:2022/05/30
更新日:2022/06/23

栄養価が高いことで有名なブロッコリー。
実はテストステロンを増やすと言われているのをご存知ですか?
テストステロンは男らしい体つきや、男性機能に欠かせないホルモン。
食べ物で増やせるなら、今すぐ取り入れたいですよね。
今回は、ブロッコリーでテストステロンが増える理由3つと得られる効果を紹介します。

  • 記者 WRITERステロンライター
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ブロッコリーを食べるとテストステロンが増加する3つの理由

男の魅力を高める男性ホルモン「テストステロン」。

テストステロンの分泌量が増加すると、若々しくて前向きに行動できるなど身体に良い様々な効果があります。

そんなテストステロンを増加させる方法は限られていて、中でも「食事」は重要な方法の一つです。

それでは、どのような食品が効果的にテストステロン分泌量を増加させられるでしょうか?

よく話題に上がってくるのが、「ブロッコリー」です。

実は、ブロッコリーによってテストステロンが増加するという研究結果は、今のところありません。

ですが、ブロッコリーとテストステロンの間には、おそらく関係性があると考えられます。

ここでは、ブロッコリーがテストステロンを増やすであろう、3つの理由について解説します。

 

1.抗酸化作用のあるマグネシウムが豊富だから

ブロッコリーには、抗酸化作用のあるマグネシウムが豊富に含まれています。では、なぜ抗酸化がテストステロンに大事なのでしょうか。

男性の場合、テストステロンが産出されるのは精巣で約95%、副腎で5%。そして産出されている精巣内で酸化物質が増加すると、精巣に加齢と同様のストレスがかかり造成機能の低下が起こります。[1]

つまり、テストステロンを正常に分泌させるには、体内の酸化物質を減らすのが効果的です。

マグネシウムは、抗酸化物質(SOD)の働きに欠かせない重要な補酵素。

マグネシウムの摂取は、精巣の正常化につながります

酸化ストレスを軽減するためには、SODの活性度を高め、活性酸素の分解を促すことが重要です。記事1『心疾患と深い関わりを持つ、マグネシウムの効果とはたらきとは』でご紹介したように、酵素にはそのはたらきを保つために必要不可欠な物質(補酵素)が存在します。マグネシウムは酸化ストレスを軽減するSODの補酵素ですから、積極的にマグネシウムを摂取することは、細胞の老化防止に効果的であるといえます。(引用:Medical Note

実際にイタリアで行われた研究では、血中のマグネシウム濃度とテストステロンの量には相関関係があるという結果が出ています[2]

血中マグネシウム濃度が高い男性ほど、テストステロンが高いと明らかになりました。

 

2.不足しがちなビタミンKが摂れる

ブロッコリーからは、テストステロンの合成を促すビタミンKが摂取できます。

ビタミンKに期待できるのは、精巣内での炎症を抑制する働き

そのため、ビタミンKを適切に摂取すると、テストステロンの合成が増加します。

データには示さないが、その解析から分かったのが、肝臓では VK(ビタミンK) の抗炎症作用であり、精巣では VK のテストステロン生合成の促進作用であった。

(引用:ビタミン K の新規機能の解明に関する研究(東北大学 駒井三千夫)

また、ビタミンKを成分とするテストステロン増加剤の特許[3]も認められるなど、その高い有効性が期待されているのです。

 

3.インドール-3-カルビノールの効果

ブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜には、インドール-3-カルビノールという成分が含まれています。

テストステロン増加に効果があると期待されていて、筋トレ民から高い注目を浴びている成分です。

テストステロンはアンドロゲン(男性ホルモン)であり、筋力を高めるなど男らしさを強調する作用を持ちます。

しかし、このアンドロゲンはアロマターゼと呼ばれる酵素の働きで、エストロゲン(女性ホルモン)へと変換されてしまう場合も。

するとテストステロンの働きは減少し、筋トレしても高い効果は期待できません。

このアロマターゼの働きを弱めると期待されている成分が、インドール-3-カルビノール

2003年にノースショアロングアイランドユダヤ人研究所(ニューヨーク)が発表した論文では、「インドール-3-カルビノールはエストロゲンを減らす調節因子」とも確認されています。[3]

つまり、インドール-3-カルビノールを摂取すると、テストステロンがエストロゲンへと変換されづらくなると示唆しているのです。

結果的にテストステロンが体内に長くとどまり、男性ホルモンの高い効果が期待できると考えられます。

 

ブロッコリーでテストステロンが増えると得られる5つの効果

ブロッコリーに含まれる栄養成分は、テストステロンの増加を促します。

テストステロンは筋肉や骨をつくるために、大切な働きをするホルモン。

テストステロンの増加によって、男らしさを強調する様々な効果が期待できます

そこで、テストステロンによって得られる5つの効果について解説しましょう。

 

1.性欲の上昇

男性の性欲は、視覚情報によって最も喚起されやすい特徴があります。

男性が一目惚れしやすいのや、デート中でも他の女性に目移りするのもそのためです。

視覚から性欲を喚起する情報が入ると、体内ではテストステロンが産出。

テストステロンは快楽物質であるドーパミンを増加させ、体内の性欲を高めていきます

いわゆる「性欲」「性衝動」は、テストステロンの作用です。異性を惹きつける体臭と言われるフェロモンを発生させて、ドーパミンという興奮作用のある神経伝達物質を増やします。そして、骨盤神経に作用して勃起を起こすなど、男性がセックスを行うために必要な「興奮」「勃起」などのスイッチを次々と立ち上げて行くはたらきがあるのです。(引用:大東製薬工業株式会社

テストステロンによって増加したドーパミンが興奮を促し、これこそが男を駆り立てる性欲の正体。

テストステロンと性欲は、切っても切れない関係なのです。

 

2.勃起力の向上

テストステロンは、性欲とともに勃起力も向上させます。

勃起とはまず、性的刺激を受けた大脳が神経伝達物質によって、陰茎の筋肉を弛緩させる信号を送信。

すると血管が拡張し、陰茎海綿体内部に血液が溜まる仕組みです。

この信号を送る際に重要な役割を果たしているのがドーパミン。

そして、ドーパミン生成を促すのがテストステロンです。

テストステロンが産生されることで、脳内物質の「ドーパミン」の分泌が始まります。
そして興奮作用のある「ドーパミン」が男性の陰茎海綿体に「勃起せよ」と司令を出すことにより、ペニスに血液が集まり勃起するのです。(引用:ATOM CLINIC

テストステロンは、男の「性」に直結するホルモン

精力を高めたいなら、絶対にテストステロン量を上げていきましょう。

 

3.筋肉の増加

テストステロンの増加は、筋肉量や筋力とも深い関係があります。

そもそも”筋肉がつく”とは、筋線維が強く太くなること。

弱い筋線維が運動などによって切れた後、たんぱく質などで補修されて以前より強くなる現象です。

テストステロンは、たんぱく質の合成を促します

タンパク質は筋肉の基礎的要素であり合成が分解を上回らないと筋肥大は起きません。サテライトセルは細胞の基底膜と筋鞘の間に存在し、活性化されると既存の筋繊維と結合し筋繊維を太くします。このようにテストステロンは細胞核から、筋肉を太くするように様々な信号を送ります。(引用:日本メンズヘルス医学会(フィンク・ジュリウス)

テストステロンは、筋肉を増加させるステップに欠かせないホルモン。

ぜひ、食事や運動でテストステロンを増やしていきましょう。

 

4.脂肪の減少

年齢を重ねると、どうしても気になってくるのがお腹まわり。

何とか中年太りを解消したいと考えている男性は、多いのではないでしょうか。

そもそも、中年太りの正体は「内臓脂肪」。

加齢で筋肉量が少なくなり、基礎代謝が低下するためにお腹の内臓周辺に蓄積される脂肪です。

実は、この内臓脂肪とテストステロンは強く関係しています。

テストステロンには内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きがあり、テストステロン量を増やすと脂肪の減少効果が期待できるのです。

テストステロン血中濃度は内臓脂肪量と逆相関することが知られており,テストステロンは内臓脂肪の蓄積に防御的に働くと考えられている。
皮下脂肪組織に比べて内臓脂肪組織にはアンドロジェン受容体が高発現しており,テストステロンはアンドロジェン受容体を増加させる。
加齢に伴ってテストステロン血中濃度が低下し,その作用が減弱すると内臓脂肪組織の蓄積が起こりやすくなりlate onset hypogonadism(LOH:遅発性性腺機能低下症)の一徴候を形成する。(引用:日本内科学会(益崎 裕章)

内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて「つきやすく、減りやすい」のが特徴。

気になるお腹まわりは、本気になれば短期間で解消できます。

そのためには、テストステロン量増加がとても重要な要素です。

 

5.やる気UP

テストステロンの効果は肉体面だけではありません。

精神面においても、大きな影響を及ぼすと分かっています。

最も特徴的な影響が、「やる気のUP」。

人生を前向きに生きるには、テストステロンは欠かせないホルモンなのです。

細胞の健康維持をはかる働きで、マイナスの感情である怒り・不安を落ち着かせたり「幸福感」「楽しみ」といったプラスの感情や別名・やる気物質の元であるドーパミンの産生を促すなど、バイタリティ溢れる日々を送るために欠かせない役割をもちます。また、認知機能にも関与しており集中力や記憶力の維持・向上も。(引用:Dクリニック東京PLUS

40代以降の男性に起きやすい、「やる気が起きない」「元気が出ない」と感じる男性更年期障害。

大きな原因の一つは、加齢によるテストステロンの現象です。

精神的な若さを保ち、やる気をUPさせるためにもテストステロンを増加させてください。

 

ブロッコリー以外にも植物由来のテストステロンブースターは多数

男性にうれしい効果が期待できるテストステロン。

医療的な投与はできますが、急激なテストステロン増加は深刻な副作用を引き起こす可能性があります。

一方で副作用の心配がなく、良い効果ばかりが期待できる増加方法は大きく分けて2つです。

一つは「筋力トレーニング」、もう一つは「食品からの摂取」

ブロッコリー以外にも植物由来のテストステロンブースターは多数存在します。

だからこそ、筋トレ民はテストステロンブースター食品に、高い関心を抱いているのです。

とはいえ忙しい人にとって、食べ物で補うのはなかなか困難な場合も。

そんな方には、手軽にテストステロン増加を狙える「テストステロンブースターサプリ」がおすすめです。

以下の記事ではテストステロンブースターサプリのおすすめランキングを紹介しているので、併せて読んでみてくださいね。

 

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  • 記者 WRITERtrfl2001

    性格や愛情分析などベースに20年以上に渡り診断開発やマーケティングを行う。大手結婚情報誌や世界的メーカーへの診断提供や、ゲームメーカーやファミレスのマーケティング提案を通して心理とビジネスの良い関係作りに取り組む。現在は恋愛や夫婦関係を科学的視点から分析し、魅力ある男性のあり方を追求している。

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