9.3cm以下はマイクロペニス?定義と原因と成人後の治療法

公開日:2019/10/20
更新日:2019/10/31

マイクロペニスの原因と症状と治療法

ペニスが極端に小さいマイクロペニス。
小陰茎やミクロペニスとも呼ばれる症状です。
一体何センチ以下がマイクロペニスに該当するのでしょうか?
マイクロペニスの定義や原因、治療方法を解説します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROKI

情報の少ないマイクロペニス

下半身の問題

マイクロペニスについて皆さんはどんな情報を知っていますか?おそらくほとんどの方が「極端にペニスが小さい」事をマイクロペニスだと思っているのではないでしょうか?

もちろんそれも正解です。しかし小さいの定義は非常にあいまいです。一体ペニスの長さが何センチ以下からがマイクロペニスに該当するのでしょうか?長さ以外で太さ等も関係あるのでしょうか?意外と分からない事だらけ。

さらに言うとマイクロペニスは医師や専門家ですら見逃してしまうケースが非常に多いのです。これは精通した専門医師が日本に少ない事や、そもそも下半身の悩みは人に相談しづらい風潮がある事が原因です。

自分はマイクロペニスなのか?それとも大丈夫なのか?まずは正式な定義や症状を簡単に分かりやすく説明させて下さい。

 

マイクロペニスの定義

サイズ

さてそれでは早速何センチ以下からがマイクロペニスに該当するのか、明確な定義を説明したいところなのですが、残念ながら世界共通のマイクロペニスの定義というものは存在しないのです。Wikipediaでマイクロペニス(小陰茎症)を調べると7cm未満の場合に小陰茎と呼ばれるとの記載されています[1]

しかし実はこれは正確な情報とは言えません。なぜならペニスの大きさは年齢によって異なるからです。また勃起時のペニスのサイズの事を言っているのか、平常時の事を言及しているのかの記載もありません。ペニスのサイズ7cm以下が全てマイクロペニスになってしまうのであれば、思春期前の小学生はほぼ全員がマイクロペニスになってしまいます。

アメリカの医療誌(Journal of Pediatric Health Care)に掲載された調査報告によると、マイクロペニスの正式な定義は下位0.62%のサイズのペニスだと発表しています[2]。つまり年齢は関係なく、同世代の男性の性器と比較して、自分のサイズが下位0.62%に該当するのであれば、マイクロペニスとなります。結局何センチ以下からマイクロペニスなの?という疑問に答えるために、年齢別のマイクロペニス該当サイズを表にしました。

年齢勃起時平均サイズマイクロペニス該当サイズ
新生児3.2 cm2.4~2.5 cm
2歳~3歳5.1 cm2.9 cm
4歳~5歳5.7 cm 3.5 cm
6歳~7歳6.1 cm3.9 cm
8歳~9歳6.3 cm3.8 cm
10歳~11歳6.4 cm3.7 cm
成人男性13.3 cm9.3 cm

ちなみにマイクロペニスの定義として設定されているサイズはSPL(Stretched penile length)と呼ばれる勃起時の性器の長さが指標とされています。もちろん男性器のサイズは人種や体格によっても異なります。そのため9.3cm以下であれば必ずしも性機能に障害があるというわけではありません。あくまでも国際的な指標として設定されているマイクロペニスの定義が下位0.62%というだけです。

 

勘違いされやすいケース

専門家のコメント

マイクロペニスの定義は先ほど紹介したように、平均的な勃起時の長さよりも明らかに短い状態の事です。しかし中にはマイクロペニスではないにも関わらず、自分はマイクロペニスだと勘違いしてしまうケースもあるのです。

 

その1.真正包茎

代表的なケースが真正包茎です。年齢が若いほど包茎の割合は高く、順天堂大学医学部付属順天堂医院によると、新生児はほぼ100%が真正包茎、幼児は約60%、小学生でも約30%程度、思春期以降は少しづつ申請包茎の割合が低下します[3]。申請包茎の場合は亀頭が完璧に包皮に包まれているため、実際のサイズ以上に小さく見えてしまうのです。

 

その2.肥満

もう一つが腹部やペニス周辺の脂肪によって、男性器の根本が包まれてしまっているケースです。当然ですがこのケースは肥満男性に非常に多いとされています。ペニスの根本が露出していないため、当然ペニスも短く見せてしまいます。よくデブのあそこは小さいと噂されるのはこれが原因です。

 

その3.骨盤底筋の筋力低下

男性機能の維持に大切な筋肉が骨盤底筋(PC筋)。射精の我慢や勃起状態の維持と密接な関わりがあるのがこのPC筋です。しかし加齢や運動不足等が原因でPC筋が衰えると、ペニスが後退し、根本が体に埋まってしまうようなケースもあるようです。筋トレやスクワット等でPC筋の機能を維持する事が出来ます。

 

原因は先天的なケースが多い

胎児

さてなぜペニスが極体に小さい男性がいるのでしょうか?確かに生活習慣や食事、運動等はサイズや勃起機能に影響します。しかし実はサイズ下位0.6%に該当するマイクロペニスとは、先天的なホルモンのバランスが原因なのです。

マイクロペニスの一番の原因は男性ホルモンの一種であるテストステロン分泌量が少ない事です。胎児として母親のお腹にいるときが最も影響を受けやすいとされています。韓国の専門機関(Chonnam National University Medical School)の発表によると、女性が妊娠中に分泌するヒト絨毛性ゴナドトロピンと呼ばれるホルモンが胎児のペニスのサイズに大きな影響を与えます[4]

母親が妊娠中に分泌するヒト絨毛性ゴナドトロピンは胎児のテストステロンの分泌を刺激する作用があります。しかし母親の体質や健康状態等が原因でヒト絨毛性ゴナドトロピンを適量分泌出来ない場合、胎児のペニスの成長速度が低下し、ペニスの小さい子供が生まれてしまう事があるのです。特に生後0カ月~3カ月の胎児のテストステロン分泌量が今後の下半身のサイズに最も大きく影響をするとされています[5]

2011年にフランスの医療機関(Hôpital Arnaud-de-Villeneuve)が行った調査では、胎児が農薬やその他有害な化学物質にさらされる事でもマイクロペニスの原因になる事が確認されました[6]。もちろんこれは母親が摂取した食事や薬等の影響によるものです。妊娠前や妊娠中に食事に気を使う女性は非常に多いですが、農薬たっぷりの野菜は子供のペニスサイズを小さくしてしまう危険性すらあるのです。

ちなみにマイクロペニス程ではないにしても、下半身のサイズが小さい男性は男性ホルモン量が少ない事が大きな原因の場合が多いのです。

 

マイクロペニスの症状やデメリット

自信がない

さてここまで読んだ方であれば、マイクロペニスとは一体何なのかを既に理解しているはずです。そうです!マイクロペニスとは極端にペニスの長さが足りていない症状。それではペニスが短い事でどんなデメリットがあるのでしょうか?デメリットがないのであれば特に治療をする必要はないはずです。

実はマイクロペニスだからと言って必ずしも性機能に異常があるわけではありません。マイクロペニスはあくまでペニスの長さが短いだけの症状です。実際に2013年にトルコの大学(Erciyes University Faculty of Medicine)で行われた調査では、マイクロペニス患者の大半は性機能に異常がない事が確認されました[7]

下半身の長さが足りない事による一番のデメリットは男としての自信が持てないという精神的な問題です。下半身のサイズが小さい事で、女性を満足させられないのではと行った不安感が一番のマイクロペニスによる障害です。

実際に2015年に女性を対象に行われたアンケートでは、回答者の約2割はペニスの挿入による中イキが最適なオーガズムだと回答しています[8]。当然ペニスの長さが足りないマイクロペニス患者はペニスの挿入のみで女性を性的に満足させる事は非常に難しいと言えます。

 

効果的な治療法2種類

先天的なホルモンバランスが原因で男としての自信を持てない事が発生してしまうマイクロペニスですが、もちろん治療法は存在します。主な2種類の治療方法を紹介します。

 

治療法1.男性ホルモン補充治療

テストステロン

最も推奨されているマイクロペニスの治療方法が、不足しているテストステロンをクリームや注射、サプリメント等で補充する方法です。これは通常のペニス増大サプリとは異なり、病院などで処方もしくは実施されるれっきとした医療行為です。テストステロン補充治療は成人後よりも思春期前の方が効果が高いとされています。

インドの病院では11歳以下のマイクロペニス患者への8週間のテストステロン補充治療の結果と、12歳以上の患者への同様の治療結果を比較したところ、11歳以下のテストステロン補充治療の効果の方が明らかに高い事が確認されまています[9]。11歳以下のマイクロペニス患者にテストステロン補充治療を行ったところ、男性器のサイズが平均約2.5倍に増大した結果となりました。

しかし成人後だからといって全く効果がないわけではありません。実際に34歳の男性がテストステロン注射を9カ月間継続した結果、元々5cmしかなかったペニス(勃起時)が男性の平均サイズまで増大した事例も確認されています[10]

 

治療法2.陰茎増大手術

クリニックや病院などで行う手術で男性器のサイズを大きくする方法も存在します。主な方法としてはペニスに自分の体の脂肪を注射する治療法や、異物を注入する方法があります。しかし脂肪注入の場合は数カ月から数年程度で体内に脂肪が吸収されてしまいます。また異物を注入する場合は当然ですが体の拒否反応や、血管破裂などの危険性も伴います

実際に死亡事例や亀頭や性器の一部が壊死してしまった事例もあり、効果の割に危険性が大きすぎる治療法とも言えます。他に選択肢がある場合は、手術によるマイクロペニス治療は避けた方が良いでしょう。

 

マイクロペニス程じゃないけど大きくしたい場合

お風呂に入るカップル

さてマイクロペニスの定義やデメリット、治療法などはある程度理解出来たのではないでしょうか?おそらく大半の方はマイクロペニス程小さくない物の、下半身のサイズを大きくしたいと考えているはずです。

今回紹介した2種類の治療法は体内のホルモン量の極端な欠如が原因で発生するマイクロペニスの治療法です。言い換えるのであればコストや副作用、時間などリスクもある本格的な医療行為です。テストステロン補充治療をやりたいと病院に行っても、計測の結果、十分なテストステロン量がある場合はおそらく医師に止められるでしょう。

もしマイクロペニス程ではないけど、男の自信を手に入れるためにより大きくしたいと考えているのであれば、おすすめは増大サプリの利用です。副作用が少ない天然由来の成分により、下半身の血流とテストステロンの分泌を促進する効果があります。

 

【まとめ】原因を理解すれば治療は可能

マイクロペニスの原因は胎児の頃のホルモンバランスが原因で発生する症状です。体の他の部分とは異なり、数カ月間の治療で改善し、ペニスのサイズを取り戻せる可能性は十分にあります。若い頃の方が治療の有効性は高いため、なるべく早めの対処が推奨されています。

しかしマイクロペニス程小さくはない場合は、テストステロン補充治療や陰茎増大手術にはリスクが伴います。少し大きく太くしたいといった理由であれば、増大サプリの利用をおすすめします。ペニスのサイズは男の自信に関わる非常に大切な事なので、早めにケアをするようにしましょう。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROKI

    STERON編集部
    メディカルハーブコーディネーター資格保有者
    漢方や天然の食材の効果、効能に関する専門家として天然由来成分の男性機能への影響を日々調査、研究している。STERON記者として自然療法の知識を活用したメンズヘルスケア関連の記事を執筆、監修している。アメリカに留学した経験があり、海外のヘルスケアにも精通。

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