時給7万6千円?不動産営業を辞めてSM女王様になった女性

公開日:2022/02/09

SM女王様

日本ではあまり浸透していないBDSMやミストレス、女王様という存在。
海外では元不動産会社勤務の女性ゾーイ・ノワールさんがSMの女王様に転身をしたようです。
彼女の生活はどのように変わったのでしょうか?気になりますね。

  • 記者 WRITERみり
    みり

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    ゾーイ・ノワール28歳。彼女はロンドン在住の元不動産業者です。

    少しアンジェリーナ・ジョリーにも似た美しくスレンダーな彼女の職業は、プロのSM女王様。

    https://twitter.com/Misszoenoir/status/1484439493822369792/photo/1

    時給何と£500 (現時点で約7万6千円)。

    彼女の主なクライアントは結婚している社長たち。

    彼女はどうやってこの地位に上り詰めたのでしょうか?

     

    彼女は以前、どこにでもいる9時5時の仕事に辟易している女性でした。

    しかし、ある時彼女に転機が訪れます。

    きっかけは一つの記事でした。

    その記事は ロサンゼルスのSM女王の生活について書かれたもので、それを読んだ時、彼女はこれが仕事になるのだと衝撃を受けます。

    記事を読んですぐ、ゾーイは BDSM(性的な嗜好の中で嗜虐的性向をまとめて表現する言葉)のデーティングサイトに登録します。

    二日後、彼女は初めて男性相手に命令するSMプレイを体験します。

    https://twitter.com/Misszoenoir/status/1480153597497290756/photo/1

    彼女は知り合った同業者たちからBDSMの基礎を学びました。

    しかし最終的には、テクニックは、ほとんど自分のフェチと、彼女の奴隷たちとの経験を通して独学で身に着けたと彼女は話します。

    今ではロンドンのBDSMスタジオを主に、彼女の顧客はヨーロッパと中東にまで及びます。彼女のセッションは一時間£300~£500(約4万6千~7万6千円)!

    彼女は近い将来自分のスタジオをオープンするのが夢なのだそう。

    このままいけば、余裕で射程圏内の夢でしょう。

    彼女のセッションの金額の高さには、顧客の質も関わっているようです。

    彼女は多くの社長達をクライアントに持っています。

    お金がたくさんある人はそれだけサービスも選び放題です。

    その中で彼女を選ぶということは、彼女がいかに的確にクライアントの欲求を満たし、秘密を守るプロフェッショナルであるかを物語っています。

    一般に、男性がSの場合は女性にリクエストしやすいでしょうけれど、Mの場合は打ち明けにくいのではないのでしょうか。

    https://twitter.com/Misszoenoir/status/1236622477066895363/photo/1

    社会的地位が高ければ高いほど、どう思われるかを気にして、自分の本当の性的嗜好を自分のパートナーに言えないのかもしれません。

    日常の自分とは完全に切り離された特別な世界で、自分のパートナーには見せることのできない自分をさらけ出す。

    脳内快楽物質も放出されまくるでしょう。

    日頃強いストレスとプレッシャーに耐えている分、羽目を外すことが必要なのでしょうか。

    ゾーイ・ノワール

    https://twitter.com/Misszoenoir/status/1484439493822369792/photo/1

    ゾーイは語ります。「私はとても柔軟な考えの母親に、自由奔放に育てられました。

    それが今日の自立した私を作ったのです。

    私はご主人様と奴隷という関係に魅了されていました。

    もともと性格が支配的であることに加え、人間の営み、そして精神とセックスのつながりへの興味から、自分には自然にできるだろうと思っていました。

    私はロンドンのBDSMデーティングサイトに登録し、二日後、私はイギリス人奴隷くんと出会います。

    彼は私の足を崇拝し、私のために部屋を掃除し、私に凌辱されることで射精に達していました。

    男性に命令し、偉そうにふるまうことは私にとってはごく自然でした。」

    彼女には生まれ持ってのSッ気があったのです。

    彼女にとっては彼女の性癖も満たせる最高の仕事だったと言えます。

    彼女は主にクライアントを取って仕事をしていますが、プロのSM女王を目指す女性たちへのレッスンも行っているのだそう。

    BDSMを通して、他の女性たちにも自信をつけていってもらいたいとのこと。

    このお仕事は彼女のプライベートに支障を与えないのでしょうか?

    一般男性たちに怖がられてしまったりしないのでしょうか。

    それに対して彼女は、自分のパートナーたちとは、仕事のようなBDSMはあまりしないと言っています。

    クライアント同様、違う世界の事としてプライベートとは分けているようです。

    SMプレイで重要なのは「日常とは違う世界感」なのでしょう。

    ゾーイ・ノワール5

    https://twitter.com/Misszoenoir/status/1173552060849184774/photo/1

    彼女はこの仕事に対する世間の誤解を解きたいとも言っています。

    「私たちが男性が嫌いだからこの仕事をしているのだと思っている人がいます。

    それは全くの間違いです。

    私は、男性がたとえ短い時間でも、統制された世界から解放されるような場所を提供することを楽しんでいるのです。

    調教によって、彼らの限界を突破していくのが大好きなのです」

    彼女は奴隷たちを大事にし、彼女を信頼してくれることに感謝していると言います。

    「たとえ、肉体的な痛みを伴うような激しいプレイでも、嫌悪感からプレイすることは決してありません。

    クライアントが望むことを的確に提供するのだいう自信を持ってプレイしています。」

    SMプレイの難しいところは、相手にどうしてほしいのか的確に伝えることです。

    セックス全般に言えることですが、こうしてほしいのに、とは思っても、なかなかどう伝えていいか分かりません。

    SMプレイならなおさらで、しかも自分のパートナーがSMプレイに興味がなかったら、説明して自分の嗜好を理解してくれたとしても、それに見合う行為ができるかは難しいところです。

    あなたのためを思って頑張ってくれたとしても、お互いなりきってプレイしなければ、満足度は激減です。

    その点プロならいろんなリクエストや傾向に慣れているし、効くツボを説明なしでついてくれるなんて最高でしょう。

    ニッチがあるのもうなずけます。

    ゾーイ・ノワール6

    https://twitter.com/Misszoenoir/status/1018813454445051904/photo/1

    パートナーを大事にしていて言えないから彼女のようなサービスを使うことは、やはり浮気とカウントされるのでしょうか。

    彼女のSMプレイがセックスを含むのかは書かれていませんが、彼女のクライアントが妻に隠してサービスを利用しているであろうことは予想できます。

    クライアントによっては、彼女との時間が生きがいという人もいるでしょう。

    女性にはあまり賛成してもらえないかもしれませんが、一定数の男性にとっては、こういったサービスは痛みを和らげるマッサージと同等なのかもしれません。受けた後、体が軽くなり、また明日から頑張ろうと思えるような。

    でもこれはどこか他人事だからこその意見で一時間7万円の女王様。その特別な時間にどんなことが行われているのか気になるのは、私だけではないはずです。

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    • 記者 WRITERみり

      ケーキと菓子パンが主食の20代後半に全身に蕁麻疹が何度も出て30代から一転健康志向に。「穏やかに心身健康」をモットーに南の島で生活中。早朝に浜辺を愛犬と散歩するのが日課。世界のいろんな人の変わったニュースを読むのが趣味。

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