タダラフィルの主な効果4つと副作用!効果の持続時間は?

公開日:2019/05/19
更新日:2019/06/13

タダラフィルの効果と副作用

シアリスとしても有名な医薬品「タダラフィル」。
一体どんな作用のある薬なのでしょうか?
タダラフィルの主な効果と副作用を解説します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROKI

タダラフィルとは?

タダラフィル

タダラフィルとはホスホジエステラーゼ5(以下PDE5)阻害薬の一種です。日本では勃起不全(以下ED)、肺動脈性肺高血圧症前立腺肥大の改善に使われています。

我々男性にとって最も身近なタダラフィルの商品としてはED治療薬のシアリスではないでしょうか。ちなみに肺動脈性肺高血圧症向けのタダラフィルの商品名はアドシルカ、前立腺肥大向けの商品はザルティアとして販売されています。いずれの商品も名前が異なるだけで主な成分はタダラフィルです。

バイアグラやレビトラなど、数あるED治療薬の中でもシアリス(タダラフィル)が勃起不全の治療を目的で選ばれるのには理由があります。

シアリスが選ばれる一つ目の理由は服用後の効果の持続時間が長い事です。服用後2~5時間程度の効果持続時間が得られるバイアグラと比べて、シアリスの持続時間は約36時間程度とされています。

また空腹時に服用する事が推奨されているバイアグラ(シルデナフィル)と比べると、シアリスは食事の影響を受けにくいのです。脂っこいものを食べてからでも効果をしっかりと発揮する[1]ため、行為前の食事も問題ありません。

ちなみに、日本でタダラフィルを含む医薬品の処方を受けるときは、用法によって保険適用されるかどうかが変わります。ED改善の目的での使用の場合は保険適用されませんが、前立腺肥大では保険が適用される事があります。

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期待出来る効果効能

ED治療薬のシアリスに含まれるタダラフィルですが、これまで数多くの臨床実験が行われている信頼のおける医薬品原料です。実際に医療の現場でも使われている効果を含めて紹介していきます。

 

1.勃起不全の改善

キスをするカップル

タダラフィル錠剤の中でも最も幅広く利用されているのはED治療薬のシアリスでしょう。タダラフィルをはじめとしたED治療薬に含まれる化学成分の主な役割はPDE5と呼ばれる酵素の働きを阻害することです。PDE5は血管をリラックスさせる効果があるGMPと呼ばれる酵素を破壊します。つまり、PDE5が活動的になると、血流が悪化するため勃起力低下の原因になるのです。

シアリスのED改善効果に関するは非常に多数行われています。カナダのウェストオンタリオ大学が中度から重度のEDに悩む1112名の男性を対象に行った研究では、12週間毎日摂取させたところ明らかに勃起力の向上がみられました。

最も効果が大きかったのが20mgのタダラフィルを摂取していたグループで、75%の確立でセックスができるほど勃起機能の回復が確認されました。アンケート調査でも、81%が効果について肯定的な意見を述べていました[2]

重度のED患者のみを対象にしたノースカロライナ大学の実験では、性機能の向上だけでなく被験者及びそのパートナーのセックスに対する満足度も著しく向上していました[3]

タダラフィルは、必要な時だけ飲むよりも定期的に継続して摂取する事でより効果が高くなる事も確認されています。オーストラリアの性機能に関する専門機関(Australian Centre for Sexual Health)が行った実験では、毎日飲み続けていた男性は必要な時にタダラフィルの効果を実感できる割合が69%でした。一方で必要な時のみに飲んだ被験者の効果を実感する確立は42%でした[4]

継続的に飲み続けることで、強い勃起に必要な柔軟性のある血管の状態を維持出来るようになるのです。もちろんサプリではなくれっきとした医薬品なので、医師に相談のうえ利用方法を検討しましょう。

 

2.排尿障害の改善

下半身の障害

前立腺肥大はほとんどの中高年男性がかかる病気です。50代で30%の人に発生しており、60代で50%、70代で80%、80代になると90%の確率での発生するとされています[5]

前立腺肥大の主な症状は排尿障害です。「おしっこの切れが悪い」、「トイレが近くなる」こんな症状がある男性は前立腺が大きくなっているのかもしれません。

タダラフィルは前立腺肥大による排尿障害の緩和に効果があります。タダラフィルの血管を柔らかくする作用により、前立腺や睾丸周辺の筋肉がほぐれてリラックスした状態になるため、尿をスムーズに出せるようになるためです。

アルゼンチンやテキサスの医療センターが共同で行った研究では、タダラフィルを摂取していた被験者の排尿障害の改善が確認されました[6]

 

3.肺動脈性肺高血圧症の治療

肺と血管

「肺動脈性肺高血圧症」の病名を聞いたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。

難病指定を受けている病気であり、日本全国に2500名程度の患者がいる病気です。主な患者は70代の女性です。男性向けED治療薬のタダラフィルですが、女性がかかりやすい肺動脈性肺高血圧症の改善にも有効とされているのです。

肺動脈性肺高血圧症とは、心臓から肺への動脈が細くなってしまう病気です。私達が普段吸っている酸素は肺で血液中に入り込み全身へと届けられます。

まず心臓から肺へ新しい血液が送られる必要があるのですが、肺動脈性肺高血圧症はこの動脈を細くしてしまうのです。その結果十分な酸素が供給されなくなり、体を動かせなくなってしまいます[7]

肺動脈性肺高血圧症の原因は明確にはわかっていません。しかし、タダラフィルのPDE5の活動を妨げる作用が効果的であることは実験でも証明されています[8]。イタリアのボローニャ大学では、肺動脈性肺高血圧症の患者にタダラフィルを投与した結果を調査しました。その結果、タダラフィルの投与を受けた患者は、受けていない患者と比較して2倍弱の距離を歩くことができました[9]

 

4.テストステロン値の向上

テストステロン

男性の体や精神面を男らしくしているのが、男性ホルモンのテストステロンです。タダラフィルには、継続的に摂取することでテストステロンの分泌量が向上した事が確認された実験もあります。

トルコのデリンス病院(Derince Training and Research Hospital)の研究では、毎日5mgのタダラフィルを3ヶ月間摂取させたところ、テストステロンが45%向上しましたそうです[10]。ちなみに、この実験では勃起力に関する調査も行ったのですが、こちらも大幅にスコアが改善したとのことです。

この調査ではテストステロンの分泌量向上が確認されていますが、基本的にタダラフィルはテストステロンの補充治療に使われるケースは少ないです。タダラフィルの血管拡張メカニズムを利用した、勃起不全や排尿障害、高血圧症など、血管に関する症状の治療が主な目的です。

 

効果の持続時間

時間

タダラフィルの効果持続時間は約36時間です。服用後約30分から1時間ほどで効果が出始め、3時間でピークを迎えます。その後、徐々に体内に分解されていき、14~15時間ほどで半分程度になり、36時間くらいでほとんど分解されます[11]

1度服用したら、次の服用までは最低24時間を空ける事が推奨されています。継続的にタダラフィルを摂取する事でより高い効果がある事も確認されていますが、医薬品なので継続的に摂取する場合は、医師にその旨も伝えてから利用する事をおすすめします。

 

副作用と注意点

副作用

タダラフィルは医師の処方が必要なれっきとした医薬品です。シアリスと聞くと精力剤のようにサプリ感覚で利用してしまう方も多いですが、副作用の発生も確認されています。

比較的高頻度で発生する事が確認されている副作用は紅潮(皮膚が赤らむ)、消化不良関節や筋肉の痛み頭痛鼻閉などが挙げられます。医療データベース「KEGG」によるとこれらの副作用の発生確率は1%以上と発表しています[12]

また副作用の中で深刻なものとしては心筋梗塞、心臓突然死、色覚変化、持続勃起症(勃起が治まらない事による血管や組織損傷)などが挙げれれています。

また高齢者は生理機能が衰えているため、シアリス(タダラフィル)の利用は慎重に検討する事が推奨されています。いずれも医師に相談のうえで利用を検討しましょう。

 

【まとめ】長時間の効果持続が特徴

ED治療薬のシアリスの原料に使われているのがタダラフィルです。一時的に勃起力を取り戻す目的で使用する場合、長時間効果が持続することが魅力的なポイントでしょう。夕飯前に飲むことで、その晩と次の日の朝まで効果が持続しています。

またタダラフィルはED治療薬(シアリス)としてだけではなく、高血圧症状改善のアドシルカ、前立腺肥大の治療を目的としたザルティアなど、血管に関する以上を改善する医薬品として幅広く使用されています。

もちろんれっきとした医薬品ではあるので、しっかりと医師に相談のうえ利用するようにしましょう。オンラインでの偽物も出回っているので、基本的にはオンラインでの購入は控える事をおすすめします。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROKI

    STERON編集部
    メディカルハーブコーディネーター資格保有者
    漢方や天然の食材の効果、効能に関する専門家として天然由来成分の男性機能への影響を日々調査、研究している。STERON記者として自然療法の知識を活用したメンズヘルスケア関連の記事を執筆、監修している。アメリカに留学した経験があり、海外のヘルスケアにも精通。

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