勃起力低下の原因は缶コーヒーかもしれない

公開日:2019/01/23
更新日:2022/02/09

コーヒーを飲むカップル

忙しい男性にとって一番身近な飲み物と言えばコーヒーですね。
眠気を覚ましてくれたり、集中させてくれる仕事のお供です。
しかしコーヒーも種類によっては勃起力低下の原因を招いてしまいます。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

朝の眠気覚まし、食後の1杯、徹夜のお供、頑張る男性の味方の「缶コーヒー」

男性サラリーマンであればほぼ毎日飲んでいる人も多いのではないでしょうか?

眠い時の覚醒作用、疲れたときの疲労回復などを目的に特に男性にコーヒーは人気です。なかでも缶コーヒーは何処でも購入が出来て、持ち運びにも便利なため、広く普及しています。

コーヒーは健康に良い、性機能改善にも有効と言われる事もあります。しかし缶コーヒーは精力を減退させてしまう効果もある事がわかりました。

 

精力が低下

缶コーヒーの全てに精力低下を招いてしまうわけではありません。特に注意が必要なのが「加糖のミルクコーヒー」です。

 

男性ホルモンの低下

男性ホルモン

缶コーヒーには大量の糖分が配合されています。糖分を大量に摂取すると、体内の血糖値が上昇します。この血糖値の上昇をストップさせるために、すい臓からインスリンと呼ばれるホルモンの一種が分泌されます。

インスリンは血糖値を下げる効果があります。もちろん通常の食事にも糖分は含まれており、糖質を抑えるためにインスリンが分泌される事に問題はありません。

危険なのは短時間での血糖値の急降下です。缶コーヒー自体がペットボトルのドリンクとは異なり、缶を開けたら短時間で飲むものです。つまり缶コーヒーは短時間で大量の糖分を摂取し、急上昇した血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。

この短時間での上昇と減少のサイクルが精力の源となるテストステロンと世暴れる男性ホルモンの分泌を阻害してしまうのです。

テストステロンはセックスホルモンやモテホルモンとも呼ばれるほど、男性機能と密接な関わりがあります。テストステロン量の低下はには性欲減退や精子の質などを低下させるリスクがあります。

 

亜鉛の吸収を阻害

亜鉛

またカフェインの過剰摂取にはテストステロンの原料となる亜鉛の吸収を阻害するリスクがあります[1]

亜鉛は体内に一定量以上の蓄積が出来ないため、定期的に摂取する必要がある成分です。主に自然妊娠に必要な健康的な精子を増やす働きをするため、男性不妊の改善効果があるとされています。

また亜鉛には精力の源となるテストステロンを増やす効果もあるため、男性機能を維持、向上するために重要な成分なのです。

 

コーヒーは飲めない?

悲しむ男性

今まで毎日飲んでいた缶コーヒーをいきなり断つのは難しいですね。

コーヒーには悪い事だけではなく、健康に良いメリットももちろんあります。コーヒーを今後も飲み続けていくうえで、注意をした方が良いポイントを紹介します。

コーヒーを飲むなら

  • 血糖値の急効果を招きづらい無糖ブラックを飲む
  • 一日に何本も飲まない(カフェイン過剰摂取を避ける)

また、カフェインを寝る前に取るのもおすすめしません。精力の源であるテストステロンは睡眠中に最も多く分泌されます。質の良い睡眠がとれていないと、テストステロン分泌の妨げとなってしまいます。

 

まとめ

ポジティブな評価

最近ではコーヒー以外でもエナジードリンクなども人気になりました。コーヒーと同等のカフェインが含まれている商品もあり、特に若い世代には非常に人気です。

しかしエナジードリンクにも缶コーヒーと同様な事が言えます。エナジードリンクには大量の糖分が含まれており、男性ホルモン分泌を妨げてしまう可能性があります。

エナジードリンクの精力アップを連想させるような広告を目にする事もありますが、糖分の過剰摂取は性機能低下の大きな原因になるので注意しましょう。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

FOR YOUあなたにおすすめの記事