レッドブルを飲むと勃起するのはなぜ?効果5つと副作用

2019.04.23

レッドブルの勃起効果

レッドブルを飲んで勃起した。
いつもより精力が強くなった。
そんな噂を良く聞きますが、本当なのでしょうか?
精力剤代わりに飲んでも問題はないのでしょうか?
レッドブル本来の効果と副作用を解説します。

  • 記者 WRITER
    江原 まさと(STERON編集部)

「翼をさずける」レッドブル

レッドブル

エナジードリンクで最も有名な商品といえば、レッドブルでしょう。これまで世界171ヶ国で累計本数750億本を記録しています[1]。そんなレッドブルはオーストリアで生まれ、2006年から日本でも販売が始まりました。2014年には、認知度8割強を達成[2]し、最も有名なエナジードリンクとして認められています。

そんなレッドブルのコンセプトは「翼をさずける」です。このフレーズから連想されるように、レッドブルを精力ドリンクとして飲んでいる人もいるのではないでしょうか。

実際に、筆者の友人は「レッドブルを飲むと下半身が元気になって、力強い勃起ができる気がする!」と言っていました。

このような効果は本当なのでしょうか。レッドブルはあくまでも清涼飲料水効果効能を謳うことができないため、公式サイトにはそのような文言は全くありません。

そこで今回は、噂の真相を探るために、レッドブルに含まれている成分がどのような影響を与えるのか徹底調査しました。

 

レッドブルを飲むと勃起するのは本当?

結論からお伝えしましょう。

レッドブルを1本だけ飲んだところで勃起力や精力に強い影響を及ぼすことはありません。あくまでも清涼飲料水なので、精力向上など健康効果は期待すべきではないでしょう。

では、なぜ筆者の友人は、「勃起する精力が強くなってムラムラする!」と豪語していたのでしょうか。実際に医学的な根拠はないにも関わらず、精力が強くなったように感じる理由を考えてみました。

 

①配合成分から考える

研究所

考えられる可能性の1つ目がレッドブルに含まれる成分です。勃起力に間接的に関連する可能性があるのが、覚醒作用があるカフェインです。レッドブルには、コーヒー一杯分と同程度のカフェインが含まれています。

カフェインを摂取することによって、脳がいつもよりも敏感な状態になり、視覚からの性的な刺激に対して過剰に反応することにより、いつもよりもムラムラ感が強くなっていたのかもしれません。

とはいえ、カフェインが男性の性欲を向上させるという研究結果はありません。ただし、女性の性欲を向上させる可能性はあります。ある実験ではメスのネズミにカフェインを摂取させたところ、交尾の回数が著しく増えた事が確認されました[3]

 

②飲むタイミングのせい

疲労

レッドブルが最も良く飲まれるタイミングはおそらく眠かったり、疲れている時でしょう。仕事や勉強で睡眠不足の時にエナジードリンクを飲んで勃起したり、精力が強くなったように感じるという話は良く聞きますね。

実は男性には疲れマラと呼ばれる勃起の種類があります。疲れマラとは体は疲れているのに精神的には昂る事で勃起する現象です[4]。さらに体が疲労している事で体の神経が麻痺しており、勃起したペニスを小さくする事が出来なくなると言われています。また眠い時の勃起(Sleepy Boner)も正常時よりも勃起したペニスを小さくするのに時間がかかると言われています[5]

つまり体のコントロールの出来ない眠い時や疲労時に勃起状態が通常よりも長く続く事で、精力が強くなったと勘違いしているケースは大いにあるのです。

 

③プラシーボ効果

自信に満ちた男

男性の性機能は非常に繊細です。少しの不安感や緊張感があるだけで、十分な硬さの勃起を得られなかった経験があるのではないでしょうか。逆に少し良いなことがあるだけで、いつも以上に元気に逞しく勃起する可能性も十分に考えられます。

レッドブルには糖質やカフェインが豊富に配合されています。カフェインと糖質による一時的な疲労緩和効果精力が強くなったように思いこんでいる可能性もあります。プラシーボ効果で今日もレッドブルを飲んだから大丈夫と思い込む事で本当に強い勃起力を手に入れている可能性もあります。

 

配合成分の5つの効果

筋力の多い男性

勃起不全や精力の低下をレッドブルを飲む事で改善出来る可能性は低いでしょう。それではレッドブルには一体どんな効果があるのでしょうか。配合成分から考えられる効果を調査してみました。

レッドブルにはカフェイン、アルギニン、ビタミンB3、B5、B6、B12、砂糖類が配合されています。これらの成分から考えられる5つの効果を紹介します。

 

運動能力の向上

レッドブルに多く含まれるカフェインには、さまざまな効果が期待できます。その1つが運動能力の向上です。

効果の範囲は幅広く、有酸素運動から短時間の強負荷運動まで効果があるとされています[6]。例えば、カフェイン摂取を行ったあとにサッカーを行ったときのパフォーマンスの向上を調べた研究では、ジャンプ力やダッシュ能力等の運動機能の向上が確認されました[7]

カフェインの運動能力向上効果は、2004年まで世界ドーピング防止機構(WADA)の禁止薬物リストに含まれていたほどです。

 

学習能力の向上

カフェインには、学習能力の向上効果も期待できます。頭を高速で回転させなければならない仕事の前や、大切なテストの前にレッドブルを飲むことで、いつもより良い結果が得られるかもしれません。

沖縄の看護学校で行われた実験では、カフェイン入りのコーヒーを飲んだ人達の方が、ノンカフェインのコーヒーを飲んだ被験者よりも、高い計算能力を示したと結果が出ています。さらに疲労による計算能力の低下に対しても良い影響があったとのこと[8]

計算能力に加え、記憶力の向上にも効果があることがわかっています。アメリカで行われた実験では、200mgのカフェインを摂取することで、前日のテスト内容を覚えている確率が格段に高くなったとのことです[9]

 

覚醒作用

カフェインの覚醒作用は、興奮物質のノルアドレナリンの生成を促進することで発生します[10]。それにより交感神経が刺激され、体が活動しやすい状態にするのです[11]。カフェインの覚醒効果は摂取30分後から始まり、4〜5時間ほど続くと言われています。

 

血行の促進効果

レッドブルに含まれるアルギニンやビタミンB3には、血行を促進させる効果があります[12]

そもそもアルギニンは、体内で毒素を無毒化する役割を担っています。その際に、血管を拡張する効果がある一酸化窒素を産出するのです。大きな道の交通量が多いのと同じように、血管が太くなることで流れる血液の量が増えるため、血行が促進されるのです[13]

 

疲労感の緩和

カフェインや糖質の覚醒効果には疲労感の緩和も含まれます。ただし、疲労を回復するわけではなく、疲労を感じさせにくくしているだけなので、注意が必要です[14]

実際にレッドブルを飲んで、「なんとなくすっきりして目が冴えた。やる気がみなぎってくる」というような感覚を覚えたことがあるかもしれませんが、これは一時的に脳の血糖値が高くなっているために、疲労を感じにくくなっているだけです。

あくまで体力や思考能力を前借しているだけで、疲労を回復しているわけではありません。

 

レッドブルの副作用

副作用

レッドブルに含まれる成分には一部健康メリットをもたらすものがあるのは事実です。とはいえレッドブルをはじめとするエナジードリンクの常用は副作用の方が多いでしょう。

レッドブルを飲み過ぎることで発生する可能性がある2つの危険性を紹介します。

 

副作用1:カフェイン中毒

1つ目はカフェイン中毒です。1日に400mgのカフェインを摂取していると中毒症状が発生する可能性があります[15]。レッドブルに含まれるカフェインは100mlあたり30mg[16]。つまり、一日に1.3リットルのレッドブルを定期的に飲むと中毒症状の可能性があります。

カフェインを含む飲み物をレッドブルしか飲まないのであれば、心配する必要はほとんどないでしょう。ただし、コーヒーや緑茶なども飲む人は注意すべきです。

 

副作用2:糖質過剰摂取による肥満や血糖値上昇

レッドブルはコーラ等と同様に糖分を豊富に含む清涼飲料水です。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、ジュースなど液体から摂取するカロリーは食べ物から摂るカロリーよりも脂肪になりやすいそうです[17]

精力や勃起力を高めるために飲む男性も多いレッドブルですが、糖質摂取は血管内に脂肪がつく事で、勃起不全の原因にもなり得ます。

 

【まとめ】精力剤の代わりにはならない

「レッドブルを飲むと勃起力が向上するかもしれない」という噂に対しての回答は、「健康的な勃起力改善にはならない」です。

確かにレッドブルには精力剤の主成分であるアルギニンなど勃起に関連する成分は含まれています。しかしアルギニンは継続して摂取する事で性機能を改善する効果がある成分です。

しかしレッドブルを毎日何本も飲んでアルギニンを摂取しようとすると、逆に糖質の過剰摂取によるEDが発生する可能性の方が高いでしょう。

もしあなたが健康的な精力や強い勃起力を取り戻したのであれば、継続する事を目的とした専用の男性向けサプリや精力剤を利用する方がはるかに効果は高いでしょう。STERONでは効果の高い精力剤を紹介しているので本気で体質改善を考えている方は参考にして下さい。

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※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITER江原 まさと(STERON編集部)

    STEORN編集部
    「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。

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