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MASAJI(STERON編集部)
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- 【逮捕回避】違法CBDを回避して安全に楽しむ7のポイント

最近日本でもブームになっているCBD(カンナビジオール)。
結局のところ完全に合法っていう理解でいいのでしょうか?
100%違法性はないのでしょうか?
今回はCBDを利用する上で法律上気を付けた方が良い点を説明します。
Contents [目次を開く]
CBDと法律について
鎮痛作用やリラックス効果で最近話題のCBD。
大麻由来の商品であることから、違法性や逮捕などを心配している人も多いはず!
そこで今回は、CBDの違法性や逮捕されないための安全性の高い商品の選び方を徹底的に解説します!
合法なCBDと違法なTHC
1番大切なポイントからお話しましょう。
CBD(カンナビジオール)は日本でも基本的には合法です。
使っても逮捕されることはないので安心してください!
違法な成分はTHC(テトラヒドロカンナビオール)。幻覚や妄想、人格障害、パニック障害などの症状を引き起こし、脳に障害を与えることも…。
健康被害が出る可能性や、社会的に蔓延する可能性があることから、違法な成分として指定されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193406.html
ただし、注意すべきなのは、CBDも全てが合法というわけではないということ!
熟成した茎と種子からのみ抽出されたCBDのみが合法なので注意が必要です。
- THCが配合されていたら、そもそも違法。
- CBDでも茎と種子以外が使われていたら違法。
この2つだけは、CBDを合法で使う上で絶対に理解すべきポイントです。
海外と日本では法律が異なる
CBDや大麻に対する法律は国によって全然違います。
THCが入ってても問題無し!なんなら乾燥大麻を楽しむことも全く問題なし!という国も。
2020年時点での大麻の合法違法をまとめた世界地図がこちら。(THCが含まれている商品の販売や保有とお考えください。)

https://en.wikipedia.org/wiki/Legality_of_cannabis
青が合法。赤が違法と定めている国。
まだまだ赤い(=違法な)国が多いですが、日本人からの観光客も多いカナダは合法です。
また、アメリカも一部の州では完全合法。北米は比較的寛容で医療目的だけでなく個人で楽しんでいるという人も少なくありません。
このようにCBDの原料となる大麻ですら、国によって大きく対応が違います。
さらに細かなCBDだと、複雑怪奇な法律が用意されているんです。
例えば、日本では部位によってはTHCが含まれていなくても違法となります
オーストラリアの大手CBDオイルメーカー『エリクシノール』は、違法な部位を使用している疑いがあるとして、2019年10月に日本国内で販売を一時取りやめています[参照]。
また、アメリカでは乾燥重量で0.3%未満であれば、THCが違法な州でも販売できてしまいます。
アメリカ産のCBDフリーのオイルを購入してみたら、THCが微量に混入していて日本では違法だった…。なんてこともあるのです。
実際にTHCの混入がわかって販売停止になったCBD商品もあるんですよ[参照]。
日本とそれ以外の国では法律が全く異なる。CBD愛好家なら必ず知っておくべき知識なんです。
逮捕者が出る”刑事事件”になることも
大麻は保有しているだけでも逮捕の対象となります。
芸能人でも逮捕された事例は数知れず。
最近では、NHK大河の『龍馬伝』で高杉晋作役を演じた伊勢谷友介も大麻所持で捕まっています。
もちろん一般人にもその波が!
2019年には4,000人以上が逮捕/検挙されているのです。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00710/
大麻やTHCは、法律的にも今とっても敏感なトピック。
「購入したCBDにたまたまTHCが入っていた場合にも逮捕されるの?」
これまでCBDが原因で一般の人が逮捕されたということはありません。
しかし、いつ第一例が発生してもおかしくないこともまた事実。
だからこそ安全性や透明性、合法性が高いCBDオイルを厳選することが非常に重要なのです。
違法CBDを回避する7つのポイント
急にマトリ(麻薬取締官)が家にやってきて、逮捕状を突きつけられた!
こんなことにならないように、購入前にチェックすべきポイントをまとめました。
違法な商品を避け、合法&安全性の高いCBDを選ぶための見るべき点を徹底解説します!
原料の育成方法を吟味する
CBDの原料となる麻。
一言で”麻”と言っても、種類はさまざま。
目的によって栽培方法も全く異なります。
そのため、合法のCBDかどうかを確認する第一歩は、食品利用のために有機栽培された原料を使っているかどうかを確認することです。
CBDは法整備も完璧ではないまだまだ新しい市場。
産業用の原料を利用した粗悪品が出回っているなんてことも。
重金属や農薬が含まれているだけで無く、THCが残ってしまっていることもあるんです。
特に個人輸入や小さなショップのCBDは注意が必要。
税関への申請を行っておらず、違法性のある成分が残っているCBDが取り扱われていることもあるんですよ。
ちなみに、原料が有機栽培されたものが見分けるのは非常に簡単。商品の紹介ページを確認してみてください。
例えば、CBDオイル大手のファーマヘンプ社が取り扱うオイルは全て、オーガニックであることが明記されています。

https://item.rakuten.co.jp/micks/micks_test2/
合法のCBDを楽しむためには、まずは安全な原料を使っているのかどうかを確認すべきなんです。
厚生労働省の許可を取得済み
日本国内で合法で販売されているCBDは、基本的に厚生労働省から販売許可を取っています。
輸入時の税関でCBDオイルの成分検査結果を提出しているため、THCが含まれている可能性も限りなく低いです。
逆に言えば、成分検査表や厚生労働省からの許可証を提示できない販売者は要注意!
税関に引っかからないように、コソっと海外から持ち込んでいるなんて可能性もゼロではありません!
少しでも怪しいと感じたら、成分検査表などを見せてもらうようにすることが、違法なCBDオイルを掴まされないためのポイントです。
CBDグミは検疫所の許可
CBDグミなど口に入れる商品の場合、税関での検査に加えて検疫所からの販売許可が必要です。
こちらでも税関と同様に以下のような成分検査表を提出し、口に入れても安全なものなのか、食品衛生法[参照]に基づき判断しています。

https://item.rakuten.co.jp/micks/cbd19-021/
つまり、検疫所の検査をパスしているということは、法律的にも安全な食品であることが証明されているということなのです。
ちなみに、CBDグミなどを販売目的で輸入する場合、検疫所の検査は絶対[参照]。
検査に通っていない/検査を通していないグミは、違法性がある可能性があることを忘れずに。
海外の大手商品でもTHCが入っていることも
CBDオイルは基本的に海外に拠点がある会社が製造を担っています。
もちろん日本に輸入するときには、ここまでに説明した厚生労働省や検疫所の検査が適切に行われていることがほとんどです。
しかしながらロットによってはTHCが少しだけ含まれてしまうことも事実。
『エリクシノール』の一件はまさしく典型例。
オーストラリアでは株式上場しているほどの企業でも、後々よく調べ直してみると、THCが含まれているなんてこともあるんです。
海外の会社が販売している商品は基本的に海外向け。
少しでも違法になる可能性を下げるのであれば、海外の大手メーカー商品よりも、日本の販売会社が日本向けに製造したCBDを選ぶのがおすすめです。
第三者機関によるTHC検査が行われている
輸入後にTHC検査を追加で行っているCBDオイルを選ぶことも、違法な商品を掴ませられないために重要なポイント。
税関で行われる輸入検査で違法性が判明することがほとんどです。
しかし、税関で行われるのは成分分析検査の結果からの推測のみ。
分析結果の紙をチェックするだけでは、THCが配合されていることに気が付かないということも発生します。
(だからこそ日本で販売されているCBDオイルからTHCが検出されることがあるのです。)
その試験を行っているのが、一般社団法人日本カンナビジオール協会 カンナビノイド分析センター[参照]。
昭和大学薬学部の施設を利用し、最終製品の分析を追加で行っています。
このような日本国内にある第三者機関で追加のTHC分析試験が行われているかどうかも、違法性の低いCBDオイルを買うために重要なポイントです。
個人輸入は絶対にNG
CBDを調べていると簡単に見つけることが出来る個人輸入代行サイト。
正規輸入を行っているお店から買うよりも安く手に入れることが出来るので、思わず試したくなるかも知れません。
しかし!
CBDの個人輸入は絶対におすすめしません。
その理由はここまで何度も出てきている法律の違い。
例えば、日本からも近く数多くの旅行者訪れるアメリカ。乾燥重量で0.3%以下であれば、入っていても問題はありません。
しかし日本だと完全にゼロじゃないとアウト。
つまり、アメリカで「THCを含まない」として販売されているものを、そのまま個人輸入すると違法になることも。
CBDオイルを個人輸入してみたらマトリが逮捕しにきた。なんて報告もあるほど。
【緊急警告】あさおボタニカルとかいうサイトからCBDオイルを個人輸入した人が昨日逮捕されました。税関で商品が止まっている人は、逮捕状を持ったマトリが来る前に、違法物を輸入するつもりはない旨、予め税関に連絡するなど対処したほうが無難です。#CBDオイル
— 白坂 和彦 (@thcjapan) January 28, 2015
「そんな急に捕まるワケがないでしょ!」と思っている人へ。
普通に捕まります。厚生労働省が公表している資料『CBD(※)オイル等の CBD 製品の輸入を検討されている方へ』でも、以下のように明記されているんです。
「大麻」に該当する CBD 製品を輸出入、所持、譲渡、譲受した場合は罰せられる可能性があります。
(引用元:厚生労働省)
安く買いたいからという理由だけで、お縄になってしまうなんて話ほどバカなこともありません。
個人輸入代行サイトからの購入は絶対に止めるべきです。
海外で購入したモノを持ち込まない
楽しかった海外旅行から帰国したら、空港で逮捕されてしまう。
CBDを海外で購入するとこんなことになるかもしれません。
露天ショップやショッピングモールでもTHCが含まれたCBDオイルが売られている可能性があるからです。
特に注意してもらいたいのが、カナダのバンクーバーに行く人達!
カナダは全面的に大麻が合法な国の1つ。日本人が多く訪れるバンクーバーにもTHCを扱うショップが多く存在します。
実際にバンクーバーを拠点にするCBDショップのウェブページには、THCを含む商品が紹介されています。
どのような理由があれ、海外からTHCを持ち込む行為は違法。
空港で「ちょっと付いてきてください」なんて裏口に連れて行かれたくなければ、海外でCBDを直接購入するのは止めましょう。
日本メーカーの品が1番違法性が低い
ただでさえ”大麻”というアンダーグラウンドな成分から作られているCBD。
目には全く見えなくても、ワックスやリキッドに少しだけTHCが入っているだけで違法になってしまいます。
特に北米で作られている商品は、法律の違いからも危険性高め。
合法でできるだけ安全性が高いCBDなら、国内のメーカーが日本向けに特別に製造したオイルを選ぶのがおすすめです!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERMASAJI(STERON編集部)
STEORN編集部
「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。
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