中途覚醒や入眠にも効く?睡眠サプリの選び方とおすすめ15選

公開日:2022/07/23
更新日:2024/04/10

    この記事にたどり着いた皆様の多くは睡眠に関する悩みを抱えているかと思います。

    非常に深刻かつクリティカルな課題で、実際に睡眠の悩みを持つ人は考えている以上に多いのが現状です。

    日本は世界的に見ても不眠大国であり、2020年にフィリップス社が実施した世界睡眠調査によると、なんと睡眠に満足している人はたったの49%[1]。過半数の日本人が睡眠に不満を抱えているのです。

    同時にビジネス大国でもあり、世界的に見ても多忙な日々を送る日本人ビジネスマン。

    毎日ハードワークに追われているにも関わらず、十分な睡眠時間が確保できずに翌日も疲れが残っている…

    ストレスもあり、そもそも寝付けない…

    なんとか寝付けても深夜に目が覚めてしまい、朝から疲労感が溜まっている…

    そんな状態で会社に行って果たして満足の出来るパフォーマンスは発揮出来るのでしょうか?

    今回はそんな悩みを抱える方々のために、試すべき価値がある睡眠サプリという存在、正しい選び方、そして配合成分的にもお勧めできる計15の製品を紹介していきます。

    商品紹介だけではなく、質の良い睡眠をとる上でのお役立ち情報もしっかりと提供していくつもりですので、長くなってしまいますが最後までお付き合い頂けますと幸いです。

     

    睡眠サプリを利用する前に知るべき3つの事

    最近YouTubeやネットで睡眠サプリの広告を良く目にします。ただし、よく目にするから!という理由で選ぶ事は絶対におすすめしません。

    そもそも睡眠全般に効く!というサプリメントや栄養は少なく、基本的に睡眠の中でも効果を発揮する領域は異なります。そのため、自分の悩みに本当にあった成分を継続的に摂取する事が大切なのです。

    まずはそもそも睡眠サプリとは一体何なのか?といった大枠から解説をさせて頂ければと思います。

     

    1.サプリと睡眠改善薬と睡眠薬の違い

    まず経口摂取による睡眠の質や量を改善する製品は大きく以下の3種類に分類できます。

    • サプリメント
    • 睡眠改善薬
    • 睡眠薬

    いずれも眠りに不満を感じる人のサポートが目的です。ただしそれぞれ効果や副作用、入手経路が異なります。

    サプリと睡眠薬の違い

    睡眠改善薬と睡眠薬はいずれも医薬品に指定される製品です。

    睡眠改善を目的としたプロダクトを複数手掛けるエスエス製薬は睡眠改善薬を以下のように定義しています。

    睡眠改善薬は、慢性的な「不眠症状」に使用する睡眠薬・睡眠導入剤とは異なり、「一時的な不眠症状」に使用するものです。睡眠誘発作用は比較的緩和で、自然に近い眠りに導く効果が期待できます。(引用:エスエス製薬

    つまり睡眠改善薬とは睡眠薬よりも効果や副作用が比較的マイルドな製品。薬局やドラッグストアでも購入でき、医師による処方箋は必要ありません。

    一方で睡眠薬や睡眠導入剤は医師による処方が必要で、効果や副作用も睡眠改善薬と比較して強い傾向にあるため、深刻度の高い不眠症の対策として利用が推奨される種類の製品となります。

    睡眠サプリメントの場合は、上記2種類の製品とは異なり、食品に分類されます。安全性の高い素材が原料であり、睡眠薬のような即効性や副作用リスクは低く、人間本来が持っている眠る力をサポートし自然な休息を目的としています。

    今回は紹介する製品はサプリメントタイプです。

     

    2.日本と海外の薬機法の違い

    薬機法

    睡眠サプリと言うと頭に浮かぶのが「メラトニン」ではないででしょうか?

    海外のサプリメント販売サイトでもメラトニン配合製品を良く目にしますよね。メラトニンならサプリだし安全だし…と利用をする方も非常に多いようです。

    ただし、ここで一つ注意すべきポイントがあります。

    それは日本と海外における薬機法の違いです。例えば海外ではサプリメントとして販売されている成分が日本国内では禁止されているケースがあるのです。

    メラトニンがまさにその代表例。

    海外ではサプリメントとして販売される場合があるが、国内では医薬品に区分され、食品としての販売は認められていない。副作用として傾眠、頭痛、肝機能検査値上昇などが報告されている。(引用:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

    寝付けない夜の入眠サポートにおいてメラトニンは非常に効果的に働く成分ではありますが、日本以外でも利用を控えるよう注意喚起を行う国もあるほどです。実際に副作用として頭痛やめまい、悪夢、片頭痛、吐き気などのリスクが確認されています[2]

    アメリカなどでは一般的にテに入る成分ですが、基本的には一時的な時差ぼけ解消やどうしても眠れない日のみ利用がメイン。毎日の継続に関しては注意の必要があると言われております。

    そのため、中途半端な知識で海外製の睡眠サプリに手を出す事はおすすめしません。

    まずは国内で食品として認められている国産の製品から試していくことを強くおすすめします。

     

    3.サプリと機能性表示食品の違い

    さて国産のサプリを選ぶうえでも疑問はいくつか出てきます。

    医薬品とサプリ

    それが機能性表示食品という存在。さて機能性表示食品とはサプリメントなのでしょうか?

    ある程度栄養学に精通した方であれば、わかるでしょう。そう、機能性表示食品とはサプリメントです。

    では機能性表示食品のサプリメントとしての立ち位置は?

    機能性表示食品は通常のサプリよりも強い効果を発揮するのでしょうか?

    実は機能性表示食品だからといって必ずしも高い睡眠改善効果が期待出来るというわけではありません。

    機能性表示食品とは平成27年4月に当たらに施行された制度であり、以下3点を厳守する事で具体的な効果効能を表記し販売が出来るという制度[3]

    • 安全性の確保
    • 機能性に関する科学的根拠の提示
    • 消費者への適正な情報提供

    つまり機能性表示食品とは、単に高い効果が期待できる製品というわけではなく、十分な根拠と安全性が確認された信頼性の高い製品という事になります。

    新たに開発された素材は睡眠改善効果が高くとも、十分な科学的根拠が揃っていないため、機能性表示食品としての認定はされないケースが主です。

    とはいえ、機能表示食品として認定されているサプリメントは信頼性を評価する一つの基準となるため、まず最初に選ぶうえでおすすめが出来る商品群と言えるでしょう。

     

    自分に合った睡眠サプリの選び方

    さて、睡眠サプリの考え方についてある程度理解が出来たところで、実際に自分の体や悩みに合ったサプリメントの選び方について解説をしていきます。

     

    1.睡眠に関する悩みを具体化する

    GABAやテアニン、グリシン等広告でも様々な成分をプッシュする製品がありますよね。結局のところどの成分に最も高い効果が期待出来るのでしょうか?

    残念ながら睡眠に一番これが効く!という成分はありません。

    なぜなら睡眠の悩みや改善メカニズムは一つではないからです。自分の症状や悩みに合った製品が絶対の1位なのです。

    では一体睡眠の悩みとは何種類あるのでしょうか?どんな分類が出来るのでしょうか?

    まずは具体的な睡眠の悩みの種類を見ていきましょう。分かり易いように以下のように図にしてみました。

    睡眠の要素分解

    基本的に眠りの状態は大きく入眠時、睡眠状態、起床時の3つのフェーズに分類できます。

    例えば中々寝付けない場合は「睡眠潜時(眠りにつくまでの時間)」が長くなり、「睡眠効率」は低下します。

    また、せっかく寝つけたにも関わらず夜中に起きてしまう「中途覚醒」に悩み、結果的に起床時に疲労感を感じるといった結果に繋がります。

    そのため、まずはあなたの眠りに関する悩みが特にどこにあるのか?の深堀が適切なサプリ選びにおいて非常に重要となるのです。

     

    2.悩み解決と相性の良い成分を選定

    さて、睡眠の定義についてはある程度ご理解頂けましたでしょうか?

    皆様が抱える睡眠の悩みは入眠でしょうか?それとも夜中に何度も起きてしまう事ですか?それとも朝起きたときのダルさでしょうか?

    自分に合った睡眠サプリを選ぶのであれば、ご自身の悩み改善に効果的な素材が配合された製品を選ぶ事が重要となります。

    先ほどと同じ睡眠グラフに相性の良い成分を適用してみたので、参考にしてみてください。

    睡眠サポート成分

    例えばですが夜リラックスできない、色々と考えすぎてしまい中々寝付けない方にはGABAやトリプトファン、グリシンやテアニンがおすすめです。交感神経の抑制効果が確認されているGABAやテアニンの摂取により、リラックス時の脳波である『アルファ波』が強くなるといったデータも確認されています。

    また夜中途中で目が覚めてしまうといったお悩みをお持ちの場合は、クロセチンやサフラン、ラフマがおすすめです。

    例えばクチナシ由来のカルテノイドであるクロセチンには摂取する事で、深い眠りの時の脳波であるデルタ波が17%も強くなるといったデータが確認済[4]。またサフランのサプリメントを28日間継続した実験では中途覚醒が22%も低下したとの報告もあります[5]

    目的も分かるようにおすすめの製品を後程紹介していくので、全ての成分を覚えておく必要はありませんが、睡眠に良いとされている素材が眠り全般に効果があるわけではないといった事は理解して頂ければ幸いです。

     

    3.該当する成分の推奨摂取量を知る

    適切なサプリの量

    さて自分に適した睡眠サプリの選び方3つ目は推奨量を知る!という事。

    GABAやテアニンが入眠に良い。クロセチンを飲むとスッキリ起きられるといった実験データがあると言っても、それは一定量を摂取した場合に限ります。

    例えばですが血液の巡りをサポートし、深部体温を低下させ眠りに付きやすい状態を作り出すグリシン。有名な睡眠サポート素材ではありますが、一般的にグリシンの摂取量は1日3,000mgと言われております[6]大体カプセルタイプのサプリメント1粒では200~350mgの程度の容量しかないため、グリシンをカプセルタイプのサプリで摂取する事は非常に難しく、基本的には粉末タイプを選ぶ必要があります。

    逆に先ほど紹介したクロセチンの1日の推奨量はたった7.5mgであり、グリシンの400分の1の量で充分効果を発揮するデータが存在します。

    ですので粒数が多い物の方がより効果が高い、粒数が少ないから飲みやすく優れている・・・といった考え方を捨てて、検討中のサプリメントにしっかりと効果を発揮してくれるであろう量が配合されているのか否か?といった視点を持つことをおすすめします。

    睡眠において有効とされている成分の推奨量や目安量について紹介をするのでサプリ選びの際の参考にしてくださいね。

    • GABA:100mg/日
    • グリシン:3,000mg/日
    • テアニン:200mg/日
    • クロセチン:7.5mg/日
    • サフラン:28mg/日
    • トリプトファン:100mg/日
    • ラフマ:50mg/日
    • バレリアン:200mg/日
    • カモミール:300mg/日

     

    おすすめの睡眠サプリ総合ランキング

    さてそれでは早速睡眠の質をサポートしてくれる可能性が高いサプリの総合ランキングを発表していきます。

     

    15位.ココミン

    ココミン

    値段1,280円
    主成分グリシン(480mg/推奨量の16%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者株式会社AINEXT

    グリシンを主成分とした睡眠サプリメント。価格がお手軽な事もあり、Amazonでは非常に人気の製品となっているようです。グリシン以外にもGABAやナイアシン、トリプトファン等睡眠と相性の良い成分を少しづつ配合している設計です。

    少し気になる点としては一日あたり3000mgが一般的な推奨摂取量として設定されているグリシンがココミンでは480mg/日となっている部分。ライト層やそこまで睡眠の質に悩んでいない方と相性が良いのかもしれませんね。

     

    14位.ナイトプラス

    値段1,390円
    主成分テアニン(100mg/推奨量の50%)
    グリシン(50mg/推奨量の1.6%)
    トリプトファン(20mg/推奨量の20%)
    GABA(2mg/推奨量の2%)
    カモミール(2mg/推奨量不明)
    ラフマ(2mg/推奨量の4%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者DUEN合同会社

    続いての製品もAmazonで人気の睡眠サプリの「ナイトプラス」。

    ナイトプラス一日当たり(1粒)の配合成分はテアニン100mg、グリシン50mg、トリプトファン20mg、ギャバ2mg、カモミールエキス2mg、ラフマ2mgとの事。睡眠と相性の良い素材は複数採用されていますが、いずれも推奨量には届かず・・といった点が残念なポイントですね。

    とはいえテアニンに関しては推奨量に対して50%程度は配合されているため、少し多め(1日2粒)に利用すると丁度良いかもしれないですね。

     

    13位.アラプラス深い眠り

    アラプラス 深い眠り

    値段3,904円
    主成分5-ALA(配合量不明)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者SBIグループ

    アラプラス深い眠りはソフトバンクグループ企業であるSBIグループが開発販売を行っているサプリメントです。配合成分は非常に珍しく、5-ALAというアミノ酸の一種が主成分として採用されています。

    5-ALAは販売会社であるSBI主導で積極的に臨床試験も行っている素材であり、2013年にSBIとハワイ大学が合同で行った調査によれば、正確なメカニズムは解明出来なかったものの、5-ALA配合のサプリを摂取した被験者は睡眠の質が向上した事が確認されました。同様の研究では5-ALAを摂取する事によって眠りと関わりの深いセロトニンやトリプトファン、メラトニン等の神経刺激系物質に影響を与えている可能性があると結論づけています[7]

    ただし少し気になる点としてはその他の一般的な睡眠サポート素材と比較して、どうしても研究量が少ないという点。今後5-ALAと睡眠の関係性を調べるための研究がより進む事を期待してしまいますね。メカニズム的には入眠サポートが最も近い気がします。

     

    12位.ネナイト

    ネナイト

     

    値段1,280円
    主成分テアニン(200mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者Asahi

    おすすめ睡眠サプリランキング第13位は食品メーカー大手のアサヒグループが開発販売を行っているネナイト。テアニンを1日分で200mg以上配合していることで機能性表示食品として販売されているサプリです。

    テアニンによるリラックス効果が期待できるため、入眠と相性の良いサプリメントです。睡眠コンサルタントとして活動している友野なお先生の監修等も行っている事が理由なのか、同量のテアニンを配合した製品よりは少し高め。ただし大手の製品だけあってか、一部のドラッグストア等実店舗で購入出来るのは魅力の一つ。

     

    11位.シンデレラスリープ(ボタニカル)

    シンデレラスリープ

    値段1,280円
    主成分ラフマ(50mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者株式会社ゼロプラス

    続いて紹介するラフマの規定量配合において機能性表示食品としての認定を受けている「シンデレラスリープ(ボタニカル)」。シンデレラスリープの機能性関与成分であるラフマには睡眠や覚醒リズムを調整するメラトニンの前駆体となるセロトニンの分泌をサポートする作用があることが動物実験において確認されています[8]

    シンデレラスリープは女性向けに開発された製品であり、シナモンや黒生が、高麗人参、イソフラボン等女性受けの良い天然由来の素材も採用されているようです。機能性表示食品としての認定を受けている信頼性の高い睡眠サプリではありますが、お値段が同様の配合の製品より少し割高な点が気になりますね。

     

    10位.賢者の快眠

    賢者の快眠

    値段5,378円
    主成分アスパラプロリン(55μg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    社会的時差ボケ緩和
    販売者大塚製薬

    睡眠サプリランキング第10位は大手製薬会社である大塚製薬が開発販売を行う「賢者の睡眠」。一般的なGABAやテアニン等の睡眠サポート素材とは異なり、アスパラガスの茎の下位部分から抽出されたアスパラプロリンと呼ばれる珍しい素材が主成分。

    アスパラプロリンと呼ばれる成分には体内時計(概日リズム)の乱れを調整する働きがある事が確認されており、ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)に悩む男女44名にアスパラプロリンを摂取させた結果、アスパラプロリンを摂取した群は非接種群よりも休日の起床時間が早く、入眠時刻には差が無い事が確認されました[9]

    アスパラプロリンもまだまだ十分な研究データが溜まっているとは言えない素材ですが、12週間の継続摂取や通常の5倍量を摂取させた試験等でも副作用は確認されなかった事から、安全性は高いと言えるでしょう。

    賢者の快眠は仕事で毎日早く起きて、休日は昼まで寝ている等の生活の繰り返しで体内時計が崩れているとお悩みの方に適したサプリメントといえるでしょう。

     

    9位.ネルノダ

    ネルノダ

     

     

    値段1,280円
    主成分GABA(100mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者ハウス食品

    おすすめ睡眠サプリランキング9位は食品メーカー大手であるハウス食品のグループ会社が発売する「ネルノダ」。コンビニ等でも手に入るワンショットのドリンクタイプと毎日の継続に適した打錠タイプの2種類から選べるのが特徴です。

    主成分は入眠と相性の良いGABA。GABAを規定量(100mg/日)配合。GABAもテアニンと同様に摂取後にリラックス時に発生する脳波であるアルファ派が強くなるといったデータが確認されており、2015年にPharma Foods International社が行った調査によれば、GABAを摂取した被験者は睡眠潜時(ベッドに入ってから眠りにつくまでの時間)が4.3分短縮された事が判明しています[10]

    疲れていてすぐに寝たい日等にコンビニで買ってみるのはおすすめです。

     

    8位.ぐっすりずむ

    値段2,980円
    主成分テアニン(200mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者株式会社リフレ

    おすすめ睡眠サプリランキング第8位は「ぐっすりずむ」。こちらも比較的お手軽な価格という事も理由でAmazon上で人気の製品。テアニンの規定量(200mg/日)を採用した事で機能性表示食品の認定を受けているサプリメント。

    テアニンはお茶等に含まれるアミノ酸の一種で、リラックス効果の高い事でも有名な成分です。実際に2016年にオーストラリアのUniversity of Canberraで行われた調査によると、テアニンを摂取した被験者は心拍数の落ち着きやリラックス時に発生する脳波であるアルファ波が強くなったことが確認されました[11]

    お手軽価格でテアニンを摂取してみたいといった方におすすめ。特に入眠前中々リラックス出来ないといった方に適しています。

     

    7位.ネムリッチ

    ネムリッチ

    値段1,280円
    主成分GABA(120mg/推奨量の120%)
    グリシン(540mg/推奨量の18%)
    その他配合量不明
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者株式会社FORTE

    続いて紹介するサプリも寝付きサポート特化型の配合。ネムリッチは機能性表示食品ではありませんが、配合成分面においてはGABAが120mg配合されており、さらにグリシンも540mg配合。

    グリシンの推奨量は3000mgではありますが、カプセルタイプのサプリだとグリシン540mgは中々の配合量。

    機能性表示食品の申請をしていない点やGABAが中国製であるといった点を気にする人は確かに存在しますが、その分お値段もお手頃でコスパの面においては優れていると言えるでしょう。

     

    6位.ネムリス

    値段1,280円
    主成分ラフマ(50mg/推奨量の100%)
    GABA(70mg/推奨量の70%)
    グリシン(495mg/推奨量の16.5%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者株式会社ヴィジョンステイト

    ランキング第8位はラフマの採用で機能性表示食品として認可されている「ネムリス」。睡眠リズムを調整するメラトニンの原料となるセロトニンの分泌をサポートするラフマが主成分

    さらにGABAを70mg、グリシン495mg、その他ビタミンCやB群等も採用。ラフマを主役にバランスの取れた配合が特徴。配合成分的にはこちらも入眠と相性が良さそうです。

    少し気になる点としてはビタミンBの存在。ビタミンBには若干の神経覚醒作用もあるため、入眠直前に飲むと逆に目が冴えてしまう可能性も考えられます。家について夕食を摂ったタイミングで利用すると丁度良いかもしれません。

     

    5位.北の大地の夢しずく

    北の大地の夢しずく

    値段定期便:3,684円
    通常価格:4,093円
    主成分ラフマ(50mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者株式会社北の達人コーポレーション

    こちらは通販業界で有名な会社である北の達人コーポレーション社が開発販売を行っている睡眠サプリメントです。ラフマ抽出物を1日分で50mg配合している事で機能性表示食品として販売されています。

    メラトニンの原料となるセロトニンの分泌を促す効果があるため、入眠のサポートや寝付けない時に利用したい製品です。

    少し気になる点としてはラフマ以外の成分配合量を一切公表していないという点。GABAやミルクペプチド等も配合はされているようなのですが、3000円代後半はする製品ですのでしっかりと体感を得られる可能性のある量を配合しているのか否かは知っておきたい所ですね。

     

    4位.レムウェル

    レムウェル

    値段定期便:3,510円
    通常価格:7,020円
    主成分DHA・EPA(210mg/推奨量の21%)
    EPA(60mg/推奨量の15%)
    DAGE(360mg/推奨量不明)
    目的深い眠りサポート
    販売者小野薬品

    続いて紹介するレムウェルは小野薬品が開発販売する睡眠サポートサプリメント。最近特にマーケティングに力を入れているようで、WEB広告等を目にする機会が増えた気がします。

    レムウェルの主成分も一風変わっており、サケやマグロ、マスや甲殻類など魚類に含まれているオメガ3脂肪酸であるDHAやEPAを採用しているようです。DHAやEPAと聞くと脳機能や生活習慣病予防等の目的で利用される事が多いですが、実は近年睡眠との関わりについても研究が進んでいるようです。

    ちなみにレムウェルのコンセプトは「深睡眠とレム睡眠にダブルで働く」です。深睡眠とはノンレム睡眠の中でもステージ3~4の深い睡眠の事を指す言葉。そしてレム睡眠とは急速眼球運動が発生し、脳が活発な状態で記憶の整理や定着に必要な比較的浅い睡眠の事。

    実際に2021年に74名の被験者を対象にレムウェルと同様の配合成分(DHA150mg、EPA60mg、DAGE360mg)を12週間摂取させた試験では、プラセボ群と比べてレム睡眠と深睡眠の割合が高い事が確認されております。入眠というよりは睡眠の質低下による疲労感に悩んでいる方にお勧めの製品といえるでしょう。

     

    3位.グリナ

    グリナ

    値段定期便:5,004円
    通常価格:5,560円
    主成分グリシン(3,000mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    販売者味の素株式会社

    おすすめ睡眠サプリランキング第3位はアミノ酸で有名な大手食品企業の味の素が開発販売する「グリナ」です。グリナの主成分であるグリシンは推奨摂取量が3000mgと非常に多く、錠剤やカプセルタイプでは十分量配合する事が困難。そのためグリナは美味しく飲むことが出来る顆粒タイプが採用されています。

    グリシンには深部体温を下げる事によって自然な入眠を促進する作用が確認されております。深部体温とは外的環境の影響を受けにくい脳や内臓周辺の体温の事を指します。深部体温が下がると脳が冷やされ、落ち着き、休息フェーズに入ると言われており、質の良い睡眠をとるうえで深部体温を下げる事が大切だと言われております。

    またグリナに含まれるグリシンには2011年に金沢大学が発表した研究によると、深い睡眠であるノンレム睡眠の時間を延ばす効果がある事が確認されています[12]。また、2007年に行われた調査ではグリシンを摂取した事で、深睡眠到達までの時間が短くなった事も確認されています。

    一つの成分で入眠を睡眠の深さの両方をサポートしてくれるのがグリナの魅力ですね。ちなみに味も美味しいです。

     

    2位.睡眠サポートカプセル

    睡眠サポートカプセル

    値段定期便:3,888円
    通常価格:4,320円
    主成分クロセチン(7.5mg/推奨量の100%)
    GABA(100mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    中途覚醒改善
    深い眠り
    販売者大正製薬

    さて睡眠サプリランキングもついに終盤。日本国内の睡眠サプリ・・・準優勝は・・・大正製薬が開発販売する「睡眠サポートカプセル」です!

    通常価格4,320円とそれなりのお値段の製品ではございますが、配合成分を見ればコストパフォーマンスは高いと感じるでしょう。睡眠サポートカプセルの主成分はクロセチンとGABAの2種類の成分で機能性表示食品として登録されている製品。

    先ほど紹介したGABAも機能性表示食品として認定される100mgしっかりと配合されており、リラックス効果や自然な入眠をサポートする効果が期待できます。

    また、クロセチンに関しては摂取する事で、深い眠りについている時に発生するデルタ波が強まる事も確認されており、中途覚醒の回数に関しても摂取後に約3割も低下している事が確認されています[13]

    また、クロセチンには摂取する事で起床時の爽快感を高める効果も確認されており、入眠と睡眠の質、起床時と眠りに関わる全てのフェーズをカバーしてくれる製品といえるでしょう。

     

    1位.セロトシードR4

    値段定期便:2,980円
    通常価格:5,980円
    主成分クロセチン(7.5mg/推奨量の100%)
    GABA(100mg/推奨量の100%)
    バコピン(150mg/推奨量の100%)
    グレープシード(60mg/推奨量の100%)
    バイオペリン(5mg/推奨量の100%)
    目的入眠前(睡眠潜時)の調整
    中途覚醒改善
    深い眠り
    脳機能サポート
    疲労回復
    販売者株式会社アルファメイル

    睡眠サプリランキング栄えある第1位はナイトプロテイン「セロトシードR4」。ビジネスマンのパフォーマンスサポートに特化した配合で、心と体を休め、日中はスマートに仕事を捌きたい方に適した配合が実現されています。

    配合成分は睡眠サポートカプセルに含まれるクロセチンとGABAを同量配合。中途覚醒の予防や、起床時の気分の改善の機能が期待できます。

    ちなみにクロセチンには睡眠の質や中途覚醒回数の低下に加え、眼精疲労の改善へのメリットも確認されており、眼精疲労に悩む現役世代の男女13名を対象にクロセチンを4週間摂取させた結果、毛様体筋の緊張緩和が促進され、眼の疲労回復が促進される結果が確認されています[14]

    日頃からスマホやパソコンに向かう機会が多いビジネスマンにはありがたい限りです。

    ちなみにクロセチンが目や脳の疲労回復に影響する理由は、分子のサイズに秘密があります。脳や目は繊細な機能を有する器官であるため、不必要な物質を遮断するよう血液関門という門が設置されています。ただし、クロセチンは分子サイズが非常に小さいため、他の成分とは異なり、この血液関門を通り抜け目や脳にアプローチできるのです。

    また、クロセチンやGABAに加え、セロトシードR4には海外でもビジネスパフォーマンスを高めるスマートドラッグとしても知られるバコピンを配合。

    バコピンにはストレス緩和や認知機能の向上効果等が確認されており、オーストラリアの大学(University of Wollongong)が40~65名の76名の被験者に12週間バコパモニエラ抽出物を摂取させた結果、記憶力の改善や集中力の維持力の改善有効性が確認されています[15]

    さらに脳だけではなく、体のリカバリーを目的に抗酸化作用が非常に高いグレープシードを採用。

    ただ単に良く眠りたい!という方だけでなく、しっかりと脳を休息させて日中のビジネスシーンでパフォーマンスを発揮したい!と考える上昇志向のお持ちの方から非常に評価が高いようです。

    『眠り』だけでなく、『パフォーマンス』まで考慮した配合のセロトシードR4は日本国内ではトップレベルの睡眠サプリメントといえます。

     

    サプリメントだけで課題は解決するのか?

    サプリメントは入眠サポートや中途覚醒の改善、起床時の爽快感、日中の疲労感緩和に大いに役に立ちます。

    ただしサプリメントだけで100%睡眠の質が改善されるわけではありません。質の高い睡眠には、日々のルーティーンへの意識も非常に大切です。

    例えばですが、人間の体には体内時計(概日リズム)が備わっています。活動する時間と寝るべき時間を体や脳、ホルモンなどに影響を与える事で、理想のリズムを維持しようとするメカニズムです。ただし、日中に外に出ず太陽光を浴びない生活を続けていると、この概日リズムが少しづつずれてしまい、睡眠の質が低下してしまう事があります。

    実際に不眠症に悩む16名の男女に日中一定時間光の当たる生活をさせたところ、睡眠効率(ベッドにいる時間に対しての実際の睡眠時間)が77.5%から90%まで大幅に改善される結果となりました[16]

    逆に夜以降は概日リズムが狂ってしまわないように光から目を遠ざける必要があります。概日リズムが狂う事で本来寝るべきタイミングでリラックス効果のあるメラトニン等のホルモンが十分に分泌されなくなる可能性があるためです[17]。夜帰宅後は可能な限りルームライトは抑え、パソコンやスマホでの作業も控える必要があります。どうしても作業が必要な場合はブルーライトカットの眼鏡やフィルム等を利用する事もおすすめです。

    最近の睡眠サポート目的のサプリは非常に優秀であり、改善効果に関する臨床データも増えつつあります。

    ただし、サプリに頼りすぎるのはNG。サプリメントの利用にあわせて、出来る限り健康的な習慣を送り、自然な入眠と深い睡眠で心と体を回復させましょう。

    ※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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